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猫に関するよくあるご質問

 

グルーミング

ノミがたくさんいる

猫ノミがたくさんいるようで、自分でかきむしって、傷だらけになり、化膿していまうこともたびたび。ノミ取り首輪をしているのですが、あまり効きめがないようです。ノミ取り粉などいろいろあるようですが、ペットや人間のからだに害のないものがわからず、怖いので使えません。(熊本県熊本市 晶さん)

ノミが駆除しきれないのは、なぜ?

 ノミの駆除というと、私たちは、猫のからだについたノミばかりに、目を向けがちです。しかし、それ以上に大切なのが、「部屋の中の駆除」です。猫のからだに産み落とされたノミの卵は、猫から落ちて、カーペットや畳の目、家具のすき間などに入りこみます。卵は2~16日で孵化し、2~200日でさなぎになります。この後、さなぎの期間が1~50週間と長いため、猫のからだについているノミをいったん駆除しても、しばらくすると、さなぎからかえったノミが、再び猫のからだについてしまうのです。
 ですから、ノミを徹底的に駆除するには、猫のからだについているノミはもちろん、部屋にいる“ノミ予備軍”まで、きちんと駆除することが大切なのです。

猫のからだについているノミの駆除

 猫のからだについたノミの駆除方法として、もっとも望ましいのは、動物病院で皮ふの状態を診てもらい、症状や被毛の種類に合わせて、最適な薬を指導してもらうことです。例えば、ノミアレルギーで皮膚炎を起こしている猫に、自己判断でノミ取りシャンプーなどを使うと、かえって症状を悪化させてしまったりすることがあるります。晶さんの猫も、ノミアレルギーの恐れがあります。アレルギーになると、ノミが1匹ついて吸血されただけでも、アレルギー反応が起きます。ただし、他の原因でも皮ふをかきむしる場合がありますので、必ず獣医師の診察をお受けください。
 当病院では、猫のからだについたノミの駆除には、主に、首の後ろに滴下するタイプのものを使っています。最近では、安全性を高めるために、有効成分が猫の血液中には入らず、毛根に浸透するタイプの製品が開発されていますので、こうした製品を、動物病院にご相談のうえ、購入されることをおすすめします。猫の場合、有効期間は4~5週間(犬は1カ月半~2カ月)ですので、これを目安に、定期的に投与されるといいでしょう。
 また、ノミをこれ以上増やさないために、ノミの卵を孵化させなくする薬を与えるのも効果的です。この薬を投与された猫の血をノミが吸うと、そのノミが産んだ卵は孵化できなくなります。現在ノミがいない場合でも、これを飲ませておくと予防になりますので、希望される方はかかりつけの先生にご相談ください。

部屋にいるノミ予備軍の駆除

 次に、部屋の中のノミ対策ですが、1~2週間に1度、ノミやダニを駆除する掃除用パウダーを、畳やカーペットに散布して、掃除機で吸い取ることをおすすめします。ノミが大量に発生しているときは、これを頻繁に行うといいでしょう。掃除機で吸い取ったノミの卵は、まだ生きていますので、ゴミはこまめに捨ててください。掃除機の中に、殺虫成分を含ませたプレートを切って入れておくと、ノミの繁殖が防げますので、ぜひお試しください。
 害虫に直接噴射するスプレーを、1~2週間に1回、家具などのすき間に吹きつけておくのも、ノミの幼虫の駆除にいいでしょう。また、殺虫成分を含ませたプレートを、猫がいつもいるクッションやカーペット、ふとんの下においておくのも効果的です(ただし、猫がなめないようにご注意ください)。ノミを完全に駆除するには、かなり時間がかかりますが、以上の対策を根気よく続けてください。また、多頭飼育の場合は、必ず全部の猫を同時に行ってください。

(回答:ACプラザ苅谷動物病院 葛西橋通り病院院長 内田 恵子先生)
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