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猫に関するよくあるご質問

 

食事

食事を吐きやすい

2歳のオス猫です。食事を吐きやすく困っております。お医者様からダイエットを心がけるように言われていますので、食事はカロリーを考えながら、ダイエット用カリカリと猫缶を、1日2回与えています。しかし、食べることへの執着がものすごく、ほおばりすぎて(カリカリもほとんど丸飲みに近い)、食べた後、吐いてしまうことがたびたびあります。1日に何回にもわけてあげられればよいのですが、私が勤めに出ている関係で、朝夜の2回にせざるをえません。1回の食事を、ゆっくりと食べさせたいと思っているのですが、夜、帰宅すると、おなかをすかせて鳴いているので、つい矢継ぎ早に与えては、また吐く、という繰り返しです。吐いても、本人はいたって元気で、すぐ食事をねだります。そこで、①ダイエット中の猫 ②昼は仕事の関係で食事を与えられない ③すぐ吐いてしまうという猫の場合、どうして吐きやすいのか、食事を与えるときはどんな点に注意すればいいか、また、食欲を抑えることはできるのか、お教えください。(東京都大田区 ともさん)

少量ずつ何度も食べるのが、猫本来の姿。

 摂食行動の調節機能については、解明されていない点が多いようです。猫の祖先は、狩猟をして満腹になるまで食べていました。狩猟が成功しないときも、空腹を我慢するのではなく、小さな獲物を捕らえて、少ない食事をたびたびとる生活をしていたようです。このため、「少しずつ均等に、1日10回以上食べる」というのが、猫本来の姿のようです。
 以前は、猫の肥満は犬よりもずっと少なく、発生率は10%といわれていました。しかし最近では、より多くの猫が肥満となり、体重を減量するためのプログラムに挑戦しているようです。

食事の回数を増やしてみては。

 食欲は、脳の視床下部というところが調節していますが、外側視床下部に摂食中枢、腹内側視床下部に満腹中枢があり、これらが調和して食事の要求をコントロールしています。過食は、神経質な猫やしばらく何も食べていない猫で見られ、食べ物をガツガツと丸飲みするように食べたり、吐き戻すほどつめこんだりすることもあります。
 愛猫の場合は、1日2回の食事回数が少なすぎるために、このようなことが起きていると思われます。現在、食事は1日2回とのことですが、これを4回に増やしてみてください。昼間、長時間、家をあけるのなら、帰ってきてすぐ与え、寝る前に与え、朝起きてすぐ与え、出かける直前に与えるというふうにしてみてはいかがでしょう。(留守の間に、食事を与えてくれる自動給餌装置も売り出されているようですが、以前、糖尿病の猫に使用してみたら、あっという間に装置を壊し、中のフードを食べてしまったこともありました。)

運動量を増やす工夫も必要。

 食欲を調整するのはむずかしいと思いますが、日中1匹で過ごしていると、運動量が不足し、エネルギー発散が足りないということも考えられます。1匹でも遊べるようなおもちゃを用意したり、一緒にいるときには遊んで運動させたりしてください。新しい猫を遊び相手として飼うのも、一つの方法です。ただし、新しい猫を入れる場合は、相性を注意深く選択し、病気の予防についても細心の注意を払うことが必要です。(具体的な方法は、「コミュニケーション」の「先住猫と仲よくさせるには」「猫3匹の仲が悪い」を参考にしてください。)
 また、最近、食欲を抑える犬用のサプリメントが発売されたようです。猫にも使えるかもしれませんので、かかりつけの動物病院に一度相談してみてください。人間でも食欲を抑えるのはつらいものです。猫にも、遊びやサプリメントなどで気を紛らわすような工夫をしてあげましょう

一度、健康診断も受けてみて。

 それでも過度な食事の要求、嘔吐がある場合は、詳細な検査を受ける必要があるでしょう。過食の原因には、糖尿病、副腎皮質機能亢進症、消化不良、吸収不良、甲状腺機亢進症などがあります。また、症状は慢性的な嘔吐だけなのに、消化管に異常がある炎症性胃腸症の場合もあります。かかりつけの動物病院に相談し、全般的な健康診断を受けるようにしてみください。

(回答:ACプラザ苅谷動物病院 葛西橋通り病院 院長 内田 恵子先生)
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