かまいすぎが原因では?
お父さんは、猫の反応ももちろんですが、お母さんや娘さんが過剰に反応するのが楽しくて、つい猫をかまいすぎてしまうのではないでしょうか。
猫は、もともとしつこくされるのが嫌いで、人にかまわれることにも限界があります。その許容度を超えるまでかまいつづけると、急にかみつくなどの攻撃行動に出ます。お父さんも、猫の限界以上にかまいすぎて、恐怖感を与えてしまっているのかもしれませんね。お父さんには、猫にかまいすぎないようにお伝えください。それから、以下の方法で猫をお父さんに徐々に慣らしていきましょう。
同じ空間にいることに慣らす。
まず、猫が居間で、好物に囲まれてくつろぐのを待ちます。それから、お父さんが居間に入り、ドアを閉めてください。お父さんは、猫から遠く離れたところに座り、猫の好物の入った袋を持ちます。このとき、猫と静かに時間を過ごせるように、本などを一緒に持っていくとよいかもしれません。この訓練は、空腹時の方が効果的なので、始める2~3時間前に食べ物を引き上げておくとよいでしょう。毎日、何時間かこれを続けます。
第1段階の目的は、猫がお父さんと同じ部屋にいることに慣らすこと。ですから、猫が家具の下などに隠れたままの状態でもけっこうです。猫に声をかけたり、近寄ったりせず、ただ同じ部屋の中で静かに過ごしてください。そして、猫が隠れた場所のすぐそばに、好物を置くようにします。近づくと、逃げ出してしまうかもしれませんので、ボーリングのように床を滑らせたり、長い棒などを使って届けたりするとよいかもしれません。
あせらず根気よく繰り返して。
お父さんと一緒にいることに慣れてくると、徐々に家具の下から手を出して、おとりの食べ物をとるようになってきます。さらに、これを続けると、恐怖心が少し和らいで、自信が回復してくるでしょう(効果が出始めるまでの期間には個体差があります)。
最初は、近くに送りつけられた食べ物に引き寄せられるだけだと思いますが、だんだんと食べ物が目標の範囲より少し遠くにあっても、身を乗り出すようになってくるでしょう。もっと慣れてきたら、お父さんの座っている脇に、食べ物を置いてとらせてみましょう。最終的には、食べ物を手渡しできたり、膝の上に乗ってきたりするぐらいまで関係が回復するかもしれません。ただし、無理強いすると、元に戻ってしまうことがあります。この方法は、とても手間がかかりますが、あせらず、根気よくがんばってください。