食物繊維の多い食べ物を与えてみて
猫が洋服や毛布をかんだり、食べたりする行動は、一般に、「ウール・サッキング」と呼ばれています。ウール・サッキングには、いろいろな形態があり、自分の体毛や他の猫の体毛をなめたり、飼い主の髪を吸ったりする猫もいます。極端な場合は、ありとあらゆる布製品、さらにはプラスチックまで対象になります。食べてしまった生地の多くは、消化管を通って排泄されますが、ときにはつまってしまうこともあります。
ウール・サッキングをする原因は2つあると言われています。ひとつは、遺伝によるもので、シャム、バーミーズ、ヒマラヤンなどの東洋種の猫に多く見られるそうです。そして、もうひとつは、早期に離乳させられたといった環境的な要因です。例えば、アメリカ種の猫の場合でも、生後4週ぐらいで離乳させられたりすると、お乳を吸うことへの強い衝動が原因となる可能性があります。
ウール・サッキングは、この2つのどちらかひとつが原因というより、2つの要因が絡みあって起きていることが多いようです。治す方法としては、食物繊維が多く、かみごたえのある食べ物を与える方法があります。これで、ウールを吸う欲求がなくなるというよりは、ウールよりも“まし”なものを狙うようになるということのようです。高繊維のドライフードでしたら、体重を減らす効果もありますので、キットさんの猫にはちょうどよいでしょう。食事の内容を変えることによって、症状が治まる例も多いようなので、ぜひ試してみてください。
ただし、あまりにも症状がひどく、どうしても治まらない場合は、薬物療法が必要かもしれません。かかりつけの獣医師にご相談ください。