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  今回のテーマ「ペットマッサージ」
 
  ノーテンキに見えても、猫だって少しは気を遣って暮らしているのです。たまには、飼い主さんから愛猫へ、愛のこもったサービスはいかが? 自宅でできる愛猫へのマッサージを、越久田活子先生に教えていただきました。  
   
 
ペットマッサージとは?



●猫だって体が凝る

 人間のライフスタイルに合わせて生活している猫たちは、日々、いろいろなストレスを抱えています。猫もストレスを感じると、緊張して筋肉がこわばり、体が凝ってくるのです。また、体の中に不調な部分があると、「こり」という形で表れてくることもあります。


●マッサージでリラックス

 人間同様、猫も温かい手でマッサージされることで、筋肉のこわばりがほぐれ、身も心もすっきりと軽くなります。また、血行がよくなって新陳代謝も活発になるので、本来動物が持っている自然治癒力を高めることにも効果があります。

 
 
何のためにやるの?



●マッサージで異変を早期発見

 マッサージはこりをほぐすだけではありません。全身をチェックしながら触れているうちに、痛みのある場所や、しこりや湿疹などを直接見つけることもあり、体調の異変を早期に発見することもできるのです。


●触られることに慣らす

 普段のマッサージで、体に触られることに慣らしておけば、動物病院に行ったときにも、スムーズに治療やサービスを受けやすくなります。子猫のうちから、スキンシップを兼ねて習慣づけるとよいでしょう。


●慢性病では体調管理に

 腰痛、腎臓病などは、日頃から体調の管理が大切ですが、持病をフォローするマッサージ方法もあります。ただし、素人療法は禁物。必ず動物病院で指導を受けてください。


●飼い主さんとの絆を深める

 マッサージサロンや獣医さんなどプロによるマッサージもありますが、信頼している飼い主さんが行うとき、猫はもっともリラックスできます。マッサージによるふれあいは、飼い主さんとペットの絆を深める最良の手段です。また、マッサージは猫を気持ちよくするだけではありません。ペットがリラックスしている姿を見ていると心が穏やかになり、温もりや柔らかい皮膚の何ともいえない感触で、実はやっているほうもとても気持ちがいいものなのです。

 
 
どんな方法があるの?
猫の体のツボ
百会(ひゃくえ)
 ツボの集まりで、さまざまな部分に作用します。
足三里(あしさんり)
 膝の後ろ。消化器系や膝に効くツボ。
三陰交(さんいんこう)
 膝の下の内側。肝、腎、脾の
 3つの経絡(=気の通る道)が交わるツボ。

●手法にこだわる必要はない

 さまざまなツボを刺激して、気(エネルギー)の流れを活性化させる東洋医学的マッサージや、リラクゼーションを目的としたものなどさまざまですが、家庭で行うマッサージは特別な手法にこだわることはなく、愛猫が気持ちよくなることが大前提です。


●知っておくと効果的なツボ

 猫の体にはたくさんのツボがあります。ツボを刺激すると気の流れがよくなり効果的ですが、全てを覚えるのは大変ですし、位置を正確に見極めるのも難しいもの。ポイントとして左図の3点を覚えておきましょう。


●Tタッチとは?

 Tタッチは、指先で小さな円を描きながら皮膚だけを動かして猫をリラックスさせる方法です。体に非習慣的な刺激を与えることで、心のバランスを整えたり、身体の動きを高めたり、 健康状態を良くしたりするケアです。


●円は1周と4分の1が基本

 Tタッチは、5本の指を体の上に軽く乗せ、親指を支点にして、手首は動かさずに、他の4本の指先だけで円を描きます。1周と4分の1の円が基本で、時計の6時の位置から9時の位置まで時計回りに動かします。力加減は自分のまぶたに触れて気持ちいいと思う程度の強さです。

 
 
家族でマッサージするときに注意することは?




●愛猫が喜ぶ部分から慣らす

 マッサージを初めて行うときには、無理強いは厳禁です。緊張感やプレッシャーを与えては、リラックスできません。最初は愛猫が触られると喜ぶお気に入りの部分から慣らし、撫でる面積と時間を徐々に増やしていきます。


●飼い主さんもリラックスして

 マッサージで一番大切なのは、やる側と受ける側の両者がリラックスした状態で行うこと。大きくゆっくりと呼吸をしながらマッサージします。せわしなく行うとかえって興奮してしまうので、ゆっくりできる時間帯に行いましょう。また、基本的にもみほぐすことは片手で行いますが、もう一方の手は必ず脇腹や頭などに添えます。添えた片手がアンテナとなり、飼い主さんから送られた気が猫に伝わって、お互いにリラックスできるのです。


●「痛いけど気持ちいい」は猫にはない!

 人間のマッサージでは凝っているところを強くもんでもらうと「痛いけど気持ちいい」ということがありますが、猫にはそうした感覚はありません。痛がったら力の入れすぎです。ソフトタッチで、軽くもみほぐしましょう。


●具合が悪いときにはやらない

 体調が悪いときは避けましょう。また、力を入れていないのに痛がったり、しこりや固まりがあったりした場合は、何らかの病気の可能性があるので、無理にもみほぐさずに、動物病院へ相談してください。

 
   




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