純血種かミックスか? 人気や流行にまどわされず、慎重に
猫との出会いはさまざまです。偶然の出会いで、迷える猫と巡り合う人もたくさんいますし、猫種を決めて自分に合った猫を探す人もいます。
大きく分けると、純血種かミックスかという選択があります。純血種は外見や性格が親に似ているので、子猫であればどんな猫に成長するのかだいたいの予測がつくので、自分のライフスタイルや性格に合った猫を選べます。しかし、中には交配の結果、その猫種がかかりやすい病気をもっていることもあります。
一方、ミックスでは外見も性格もどんな猫になるのか、成長するまで想像がつきませんが、それが楽しみでもあります。どちらを選択するかは、飼い主の考え方次第です。
活発な短毛種か、おっとり派の長毛種か
一般的に、短毛種は活動的な性格の猫が多く、長毛種はおっとりした性格の猫が多いと言われています。飛んだり跳ねたりする活発な猫と一緒に遊びたい人には短毛種、外見もぬいぐるみのような愛くるしい猫と静かに暮らしたい人には長毛種が向いています。
また、短毛種はブラッシングなどのお手入れも簡単で、クシでさっと毛をとかすだけです。一方、長毛種は毛が細く絡まりやすいので、毛玉を防ぐためには毎日のブラッシングと、定期的なシャンプーが必要です。
代表的な猫種と性格<短毛>
【アビシニアン】
原産国/エチオピア。古代エジプト猫の末裔とも言われ、壁画や彫刻にも登場する高貴な猫。スリムな体で遊ぶのが大好き。頭がよく、人なつこくて甘えん坊な一面も。自己主張が強く、おしゃべりでよく鳴くのが玉にキズ。
【アメリカン・ショートヘア】
原産国/アメリカ。丸くて大きな頭、丸い目、たくましい体格と抜群な運動神経をもっています。性格はいたって陽気で、子猫の頃はとてもやんちゃ。好奇心旺盛で人見知りをしないので、小さな子どものいる家庭にもおすすめ。
【オシキャット】
原産国/アメリカ。アビシニアンとシャム、アメリカン・ショートヘアの交配から生まれた猫。ヒョウ柄のような模様が特徴。性格はやさしく穏やかで人なつこいけれど、やや警戒心が強いところも。声が小さいので集合住宅での飼育に向いています。
【シャム】
原産国/タイ。シャム(タイ)の王室が身分のある客人に贈り物として与えていたという気品のある猫。顔とシッポのポイントカラーが特徴。声が大きく、とくに繁殖シーズンには独特の大きな声で鳴いて、近所迷惑になることも。感受性が豊かでやや神経質、人好きで甘えん坊なので、猫とべったり過ごしたい人にはおすすめ。
【スコティッシュ・ホールド】
原産国/イギリス。ずんぐりとした体に、まんまる顔に折れ曲がった垂れ耳が特徴。外向的で人なつこく、遊び好き。性格がおだやかで、飼いやすい猫です。
【日本猫】
原産国/日本。性格は温和で頭がよく飼いやすい。順応性があり、面倒見がよいので、多頭飼育にも向いています。日本からアメリカに渡り、品種が固定された「ジャパニーズ・ボブテイル」は、性格は日本猫同様でシッポが短いのが特徴。
【ロシアン・ブルー】
原産国/ロシア。美しいブルーグレーの毛色で、びっしり生えた被毛はビロードのような柔らかい手触り。性格は内気で人見知りだけど、なついた人には忠誠をつくす愛情深い猫。めったに鳴かないので集合住宅でも安心。
代表的な猫種と性格<長毛>
【ソマリ】
原産国/イギリス。アビシニアンから生まれた長毛の子猫から改良。アビシニアンの血を引くので、長毛のわりには活発で外向的。性格は温和。
【ペルシャ】
原産国/アフガニスタン。イギリスに渡って改良されました。日本人にはもっともなじみのある長毛種。性格は静かでおっとりタイプ。鳴き声も小さくあまり鳴きません。細くて絡みやすい長毛で、毎日のブラッシングは欠かせません。また、服に付いた毛も取れにくく、部屋をこまめに掃除する必要あり。人気のチンチラはペルシャの一種。
【ヒマラヤン】
原産国/イギリス。ペルシャとシャムを交配してつくられた猫。ペルシャのロングヘアとシャムのポイントカラーをもっています。顔立ちと性格はペルシャ譲りで、人なつこく温和で静かな性格です。
【メインクーン】
原産国/アメリカ。アメリカ・メイン州生まれの大柄な猫。オスでは7kgが標準という立派な体格。大きな体に似合わずやさしい鳴き声の持ち主。性格は人なつこくて、好奇心旺盛。子どもにも忠実で忍耐強い。
※猫種の性質には個体差があるので、これはあくまでも目安です。