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猫のなんでも相談室

 

猫学

猫のからだのしくみ-2

猫の「歯」も、乳歯から永久歯に生え替わる

 猫の歯も、人と同じように乳歯と永久歯があります。乳歯は26本で、生後2週頃から生え始め、4週頃には生え揃います。その後、4カ月齢頃から永久歯への生え替わりが始まり、7カ月齢の頃には上あごに16本、下あごに14本、合計30本の永久歯が揃います。
 猫は、鋭い犬歯(牙)で獲物の急所を咬んで、息の根を止め、奥歯(臼歯)で肉を食いちぎって、かまずに丸飲みします。人間のようにゆっくりと咀嚼しないので、臼歯の先は尖っており、かみ合わせると上下が少しずれていて、ハサミで切るように咬みちぎることができます。

「肉球」で汗をかく

 猫の足の裏にある肉球は、ぷにゅぷにゅしていてハリがあります。これは、足音を立てずにそっと獲物に近づくための衝撃を吸収するクッションになったり、木や塀の上など足場が悪いところを歩くときに滑り止めになったりします。
 また、肉球は全身を被毛で覆われている猫が、体の中で唯一、汗をかく汗腺がある部分。猫は緊張すると足の裏に汗をかきますが、それによって足と地面との密着度がさらに増すので、音もなく忍び寄ることができるのです。

「爪」の数は、前足と後ろ足とで違う

 爪は、猫にとって、獲物を捕らえる大切な武器。毎日といで鋭く尖らせ、すり減らさないようにしまっておきます。前足と後ろ足の爪は、本数も形も違います。前足の爪は5本あり、獲物をがっちりと押さえつけられるように、鋭く尖り大きくカーブしています。一方、後ろ足の爪は4本で、ジャンプや着地をするときにふんばって体重を支えたり、走ったりするときに役立つように、前足よりもがっちりと太く、カーブもゆるやかです。

抜群の「瞬発力」と「バランス感覚」

 肉食動物である猫は、長距離を走る持久力よりも、一瞬にして獲物を捕らえるための瞬発力に優れています。とくにジャンプが得意で、後ろ足の筋肉が発達していて、体高の約5倍は飛び上がることができます。
 また、獲物にそっと忍び寄るための柔軟性もあり、骨や筋肉がやわらかく、全身はバネのようにしなやかです。しかも、体の動きに合わせて、内臓の位置を変えることができるので、体をねじったり反り返ったりしても、内臓を傷めることがありません。
 さらに、耳の中にある三半規管が発達しているので、平衡感覚も抜群です。そのため、高いところから飛び降りても、くるりと体勢を立て直して、足から着地することができます。また、幅の細い塀の上もシッポでバランスを取りながら、スイスイ歩けます。

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