赤ちゃんとママ・パパのための情報

トイレトレーニング

基本編
おしっこが出るしくみと
大脳の発達

おむつがとれるには、生理的な発達や神経系統の成熟が欠かせません。生後間もないころの赤ちゃんは、昼夜を問わずおしっこの回数がとても多いですね。これは、尿をためておく膀胱が小さいうえに、少したまると反射的に出てしまうからです。
やがて、成長するにつれて膀胱は容量を増し、夜間は尿を作らなくするようなホルモンの作用が起きてきます。さらに脳が発達してくると、膀胱に尿がたまったことが大脳に伝わり、大脳からは「おしっこがたまったよ」という合図や「おしっこを出して」という指令が出るようになります。
こうなって初めて、子どもは尿意(おしっこをしたいという感じ)を意識するようになり、おむつ離れへの道を歩み出します。
最近、トイレ・トレーニングを「おむつはずし」と言わずに、「おむつはずれ」と表現するようになったのも、子どもの体と大脳の成長が十分整えば自然におむつはとれる、という考えが浸透したからなのです。

赤ちゃんのころ、おしっこがすぐに出てしまうのは…

  • 膀胱が小さくておしっこをためておけない。
  • 大脳が未発達で、少したまると反射的に出てしまう。

成長してくると……

  • 膀胱の容量が増えて、おしっこをためておけるようになる。
  • 膀胱から大脳へ、「おしっこがたまったよ」、大脳から膀胱へ、「おしっこを出して」と情報が出る。

内海裕美先生

監修/吉村小児科

内海裕美先生


医学博士、日本小児科学会認定医。1980年東京女子医科大学医学部卒業、同大学小児科学教室に入局。研修医、助手、水野病院(足立区)、愛育病院(港区)などの外来を経て、現在、吉村小児科(文京区)院長。小石川医師会理事、日本小児科医会、子どものこころ対策委員会委員、日本外来小児科学会、アドボカシー委員会委員。地域で子育て支援セミナーの開催、子育て相談、ブックトーク、絵本の読み聞かせなどを行いながら、子育て支援に力を注いでいる。著作に、『はじめよう臨床医にできる子育てサポート21』編著(医学書院)他。

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