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赤ちゃんのカラダ
左右でタマタマの大きさが違うようなのですが

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タマタマの袋の大きさが左右で極端に違います。右側が大きくてブヨブヨしている感じなのですが。恐る恐る触れても、痛がる様子はありません。
(ヒロリン 2カ月)

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おそらく「陰嚢水腫」でしょう。陰嚢の裏側から光(ペンライトを使うとわかりやすい)をあて、光が表側まで通って陰嚢全体が明るく見えることから診断がつきます。小児科を受診して確かめてもらいましょう。

陰嚢は精巣(睾丸)を包む袋ですが、この内部にリンパ液が過剰にたまってしまった状態を「陰嚢水腫」と言います。いわゆる「水がたまった」状態で、腫瘍や炎症による腫れではありません。

ちょっと難しい話になりますが、精巣は袋の中で精巣鞘膜という膜に包まれていて、ここからリンパ液が分泌されるのですが、小児では精巣鞘膜が腹腔内に通じていることがあり、そのため腹腔内のリンパ液が流れ込んで、このような症状を起こすことがあります。
陰嚢はひとかたまりに見えますが、中にちゃんと仕切りがあるので、水がたまるのは片側だけの場合もあれば、両側に同様のことが起きて、全体にむくんだようになることもあります。

1歳未満であれば、そのまま経過を観察しているうちに、精巣鞘膜と腹腔との経路が閉じて自然治癒することがほとんどです。
以前は、陰嚢に針をさして、中の水を抜く治療が行われていましたが、水を抜いてもすぐに再発すること、水を抜くことによって自然治癒を遅らせるという報告もあり、最近は行われなくなっています。

ただ、歩行開始後、「陰嚢水腫」が大きいためにおしっこがうまく出ない場合や上手に歩けないという場合、あるいは水腫のサイズに関係なく小学生以上になっても続くときは、精巣鞘膜と腹腔との経路を閉ざす手術を行います。

院長 川上一恵先生

回答者/かずえキッズクリニック
院長 川上一恵先生

医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。

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