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胃腸炎の治療後も下痢。乳糖不耐症が原因?

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2週間ほど前に病院にかかり、「胃腸炎」と診断されましたが、いまだに下痢が続いています。薬を飲んでいますがなかなか治りません。胃腸炎の後に二次的な「乳糖不耐症」があるとネットで知りましたが先生には何も言われません。熱もなく、機嫌はいいのですが、乳幼児の下痢は長引くものなのでしょうか。
(muimui 5カ月)

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「二次性乳糖不耐症」とは、下痢が長引き、特に乳製品を摂ると下痢がひどくなるのが主な症状です。かぜなどの感染症によって下痢を起こした後、乳製品(育児用ミルク、母乳も)に含まれる乳糖を分解する力が弱くなって起こるものです。

したがって、下痢が長引いているときには、考えなくてはならない要因の1つです。
下痢をすると腸の粘膜が荒れた状態になり、元に戻るのには1~2週間かかります。ですので、「胃腸炎」を発症してから2週間くらいまでは、通常の下痢に対する治療だけを行なうのが普通です。“それ以上下痢が続き、しかも乳製品を摂ると下痢をする”といった場合に「二次性乳糖不耐症」が疑われます。その場合、乳糖の分解を助けるために、乳糖分解酵素剤(ミルラクト、ガランターゼなど)が処方されます。

また、ミルクを飲んでいるお子さんの場合、ミルクを無乳糖ミルク(ラクトレス)、大豆乳(ボンラクト)、加水分解乳(MA-1)など、乳糖を含まないものに替えて様子を見る方法もあります。これらのミルクは医師の指示なしでドラッグストア等で購入できますし、栄養的な問題はないので、下痢が治りにくいと感じたら替えてみてもよいと思います。

ただ、このようなミルクに替えた場合、2週間程度経過したら徐々に普通のミルクに戻していきましょう。また、これらのミルクは味が普通のミルクとはかなり異なるので、嫌がる赤ちゃんもいます。

離乳食を食べている赤ちゃんであれば、おかゆやうどん中心の食事にして、ミルクや母乳の量を減らすことでも改善が期待できます。

院長 川上一恵先生

回答者/かずえキッズクリニック
院長 川上一恵先生

医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。

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