赤ちゃんとママ・パパのための情報

おねしょの基礎知識

昼間は失敗しないのに、毎晩のようにおねしょ! でも、3~4歳ごろまでのおねしょは、してあたりまえ。「うちの子だけ?」ではありません。
おねしょは、睡眠中に作られるおしっこの量と、おしっこをためておく膀胱の大きさのバランスがとれていないために、夜間に尿があふれてしまう現象です。夜間のおしっこの量を決めるのは、「抗利尿ホルモン※1」。膀胱の大きさは発達に関係していますが、個人差があります。

昼間のトイレ・トレーニングが完成しても、おねしょ卒業にはもう少し時間が必要です。おねしょに対する正しい知識を持って、お子さんの成長をゆったりと見守ってあげたいですね。

どうして「おねしょ」するの?

抗利尿ホルモン※1の量が少ないと、寝ている間に作られるおしっこの量が多い→でもまだ膀胱が小さいから、ためられるおしっこの量は少ない→だからおしっこがあふれて「おねしょ」に…

抗利尿ホルモン※1の量が少ないと、寝ている間に作られるおしっこの量が多い→でもまだ膀胱が小さいから、ためられるおしっこの量は少ない→だからおしっこがあふれて「おねしょ」に…

抗利尿ホルモン※1の量が少ないと、寝ている間に作られるおしっこの量が多い→でもまだ膀胱が小さいから、ためられるおしっこの量は少ない→だからおしっこがあふれて「おねしょ」に…

どうなったら「おねしょ卒業」できるの?

抗利尿ホルモン※1の量が増えて、夜中に作られるおしっこの量が減る→さらに膀胱が大きくなって、ためられるおしっこの量が多くなる→すると自然におねしょは卒業!

抗利尿ホルモン※1の量が増えて、夜中に作られるおしっこの量が減る→さらに膀胱が大きくなって、ためられるおしっこの量が多くなる→すると自然におねしょは卒業!

抗利尿ホルモン※1の量が増えて、夜中に作られるおしっこの量が減る→さらに膀胱が大きくなって、ためられるおしっこの量が多くなる→すると自然におねしょは卒業!

内海先生からのアドバイス

やっと昼間のおむつがとれたのに、夜中におねしょをしたり、大丈夫かなと思っていたら、朝シーツがぐっしょりぬれていて「あーあ」と落胆するママも多いでしょう。でも、昼間と夜中のおしっこリズムは別ものと割り切ってください。トイレ・トレーニングに意欲を示した子どものがんばりとは別に、夜中の排尿は生理的な側面が大きいからです。
おねしょは、ママの失敗でも子どものがんばり不足でもありません。生理的な発達を待って、ゆったりと見守ってあげてください。5歳ごろになると、ほとんどの子どもはおねしょを自然に卒業していきます。


おねしょと夜尿症は違う

「おねしょ」も「夜尿症」も、夜間に尿があふれ出てしまうという状態は同じですが、5~6歳頃には95%の子どもがおねしょを卒業します。残りの5%の子どもも、成長を待っていれば自然に卒業していくのですが、中には適切な治療や生活指導が必要な場合もあり、これを「夜尿症」と呼ぶことにしています。

4〜5歳頃までのおねしょは心配いりません

5歳ごろまでのおねしょは、抗利尿ホルモン※1の分泌が十分でないことや、膀胱容量が小さいなどの生理的理由が原因で、いわば自然の現象です。ホルモンの分泌が軌道にのる時期には個人差も大きく、4~5歳まで毎晩おねしょをしている子もいます。それでも、いつかは必ず自然にしなくなるときが訪れます。

一方、「夜尿症」は、何らかの原因で抗利尿ホルモン1の分泌が十分でない場合や、心理的な要因や睡眠リズムの乱れなどが原因で起こる病的な現象です。5歳をすぎてしばらくたっても毎晩夜尿を繰り返す場合は、小児科を受診して相談してみるとよいでしょう。

※1…抗利尿ホルモン
このホルモンは、脳下垂体というところから分泌されていて、おしっこの量を調節しています。ぐっすり眠ると多く分泌され、腎臓に働きかけて尿を濃くし、量を減らす作用があります。睡眠リズムが大人型に移行してくると、この抗利尿ホルモンは夜間に多量に出てくるようになります。その結果、夜間睡眠中の尿量が減ってくるのです。

内海裕美先生

監修/吉村小児科

内海裕美先生


医学博士、日本小児科学会認定医。1980年東京女子医科大学医学部卒業、同大学小児科学教室に入局。研修医、助手、水野病院(足立区)、愛育病院(港区)などの外来を経て、現在、吉村小児科(文京区)院長。小石川医師会理事、日本小児科医会、子どものこころ対策委員会委員、日本外来小児科学会、アドボカシー委員会委員。地域で子育て支援セミナーの開催、子育て相談、ブックトーク、絵本の読み聞かせなどを行いながら、子育て支援に力を注いでいる。著作に、『はじめよう臨床医にできる子育てサポート21』編著(医学書院)他。

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