赤ちゃんとママ・パパのための情報

おむつかぶれ

かぶれたときの対処法

かぶれてしまったときは、それまで以上にソフトなケアを心がけましょう。ホームケアだけで治りにくければ早めに受診を。

おしりのケアとお風呂の入れ方

ふだんのケアと基本的には変わりませんが、ふだん以上に注意したいのは、炎症の起きているところをこすらないこと。ぬるま湯をたっぷり浸したコットンなどを使い、洗い流すようにして汚れだけをそっととり除きましょう。入浴のときは、ふだんよりぬるめの湯温にして、しみないようにします。入浴のときだけは、石けんやボディシャンプーで洗ってあげましょう。石けんの使用は1日1回で十分で、おしりを洗うたびに使う必要はありません。また、石けんで洗うと痛がって泣くときは、お湯で流すだけにしておきます。

受診の目安

一晩おむつをあてたままにしていたら少しおしりが赤くなった、という程度なら清潔にして様子を見てもよいでしょう。しかし、ふくと痛がって泣いたり、次第に炎症が広がるときは受診を。ホームケアと同時に炎症を抑える薬を使ったほうが、治りが早いからです。
また、下痢はとっくにおさまったのに、処方された塗り薬を使ってもおむつかぶれだけが悪化するというときは、塗り薬が合わないか、カビが原因の「乳児寄生菌性紅斑」の可能性があるので再受診しましょう。

塗り薬が処方されたとき

非ステロイド剤

おむつかぶれに処方される塗り薬は、おもに炎症をおさえる非ステロイドの抗炎症剤(亜鉛華単軟膏など)です。使うときは入浴や座浴で汚れを落としてから、指先に薬をとって薄くのばすようにしてつけます。

ステロイド剤

非ステロイド剤で治りにくいときは、抗炎症作用の強いステロイド(副腎皮質ホルモンを含む薬)の塗り薬が処方されることもあります。この場合は、炎症の強いところだけに少量を、皮膚にのせるような感じでつけます。炎症のないところにまでのばしてつけることのないようにしましょう。また、漫然とつけ続けず、使い方は医師の指示を守り、炎症がおさまったら使用を中止します。

抗真菌剤

カビに対する治療には抗真菌剤が使われますが、今は1日1回つければよい塗り薬も出ています。この薬を1日に何回も塗ると、かえって刺激になってかぶれが悪化することがあります。医師に処方された薬は指示通りの回数を守って使いましょう。

内海裕美先生

監修/吉村小児科

内海裕美先生


医学博士、日本小児科学会認定医。1980年東京女子医科大学医学部卒業、同大学小児科学教室に入局。研修医、助手、水野病院(足立区)、愛育病院(港区)などの外来を経て、現在、吉村小児科(文京区)院長。小石川医師会理事、日本小児科医会、子どものこころ対策委員会委員、日本外来小児科学会、アドボカシー委員会委員。地域で子育て支援セミナーの開催、子育て相談、ブックトーク、絵本の読み聞かせなどを行いながら、子育て支援に力を注いでいる。著作に、『はじめよう臨床医にできる子育てサポート21』編著(医学書院)他。

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