「浴衣」の洗い方

浴衣の洗濯で押さえたい6つのポイント!キレイに仕上げる干し方、たたみ方

point1.自宅で洗える浴衣かチェックしよう

◆洗濯表示をチェックしよう

浴衣は家庭で洗えるものが多いですが、念のため洗濯表示をチェックします。
新表示 洗濯機洗いマーク,新表示 洗濯機洗いマーク,新表示 洗濯機洗いマーク新表示 手洗いマーク (旧表示: 洗濯機洗いマーク手洗いマーク )が付いていたら、家庭での洗濯がOKです。
新表示 水洗いxマーク (旧表示: 水洗いxマーク )が付いていたら、家庭で洗濯できないので、クリーニング店にお任せしましょう。

◆色落ちチェックしよう

色柄が豊富な浴衣は、色落ちチェックを忘れずに。洗剤の原液を目立たないところにつけ、5分後に白い布で押さえて、色が付くようなら要注意。浴衣の白い部分や薄い色の部分に色移りしてしまう可能性があるため、単独で手早く洗うか、クリーニング店にお任せしましょう。

詳しい洗濯表示の見方はこちらから
丸わかり!洗濯表示の意味。衣類を洗う前にチェックを


浴衣を洗うときに揃えておきたいアイテム

浴衣の洗濯に使うものを紹介します。

【用意するもの】

  • ・洗剤 「エマール」や「ニュービーズ」がおすすめ
  • ・柔軟仕上げ剤 「ハミング フレア フレグランス」
  • ・大きめの洗濯ネット(たたんだ浴衣が中で動かないサイズのもの)
  • ・洗濯ばさみ
  • ・針金ハンガー

【あると便利なもの】

  • ・部分洗い用洗剤「アタック泡スプレー 除菌プラス」​
  • ・衣料用漂白剤(部分用/酸素系)「ワイドハイター PRO ラク泡スプレー」​
  • ・洗濯用のり剤​
  • ・和装ハンガー​


point2.汚れやシミをチェックしよう!

ファンデーションや日焼け止めなど、浴衣は案外汚れているもの。​
汚れがあるときは、洗剤の原液か部分洗い用洗剤「アタック泡スプレー 除菌プラス」を付けてなじませます。​
食べこぼしのシミには、「ワイドハイター PRO ラク泡スプレー」をスプレーしておきます。

  • 洗濯表示に 漂白剤使用禁止マーク がある場合は、漂白剤(塩素系、酸素系ともに)は使えません。

気付かないうちにシミが付いていることもあるのよね。


point3.たたんで洗濯ネットに入れて洗おう

型崩れやシワを防ぐため、たたんで洗濯ネットに入れて洗うことがポイント!

【動画で見る】
浴衣の洗い方(洗濯機)

※音声あり

袖だたみの方法で、肩山、袖山、脇線を合わせた後(図A)、身ごろをびょうぶのようにたたみます(図B)。汚れやすい裾が一番外側にくるようにして、洗濯ネットに入れましょう(図C)。
準備ができたら、洗濯表示に従って洗います。
新表示 手洗いマーク の場合、洗濯機の「⼿洗いコース」「ドライコース」などで洗えるものもあるので、洗濯機メーカーのウェブサイトなどの情報を参考に「⼿洗いマーク」に対応しているか確認しましょう。

  • 濃い色の浴衣は色落ちすることがあるので、単独で洗いましょう。

袖だたみの方法のイメージ図A~C


point4.パリッと仕上げたいときは「洗濯用のり剤」を使う​

洗い桶に水と「洗濯用のり剤」を入れてよく溶かし、洗い終わった浴衣をひたします。最後に、洗濯機で短めに脱水してから干します。​脱水時間が短い方がシワになりません。​

  • 「洗濯用のり剤」の濃度や使い方は、製品の表示を確認してください。​​

point5.浴衣は陰干しで乾かそう

脱水後、すぐに浴衣を取り出し、ネットから出してパンパンたたいてシワを伸ばします。色あせ防止のため必ず陰干しを。

【動画で見る】
浴衣の干し方

※音声なし

◆便利グッズを使って、ひと工夫

竿干しの場合
たもとの部分で二つ折りにして竿にかけ、肩縫いと脇縫いの部分を洗濯ばさみでとめます。衿と肩の部分にワイヤーハンガーを入れると、適度な重しになって、衿や肩線がピシッと型崩れなく乾きます。

ハンガーで干す場合
和装ハンガーを使います。
乾きやすさと型崩れ防止の面でもおすすめです。​

アイロンをかけるときは、「えり→背中→前身ごろ→そで」の順にかけると、きれいに仕上がります。

【動画で見る】
浴衣のアイロンがけ

※音声あり


point6.「本だたみ」をマスターしてたたもう

シーズンを終えてしまう前に、きれいにたたんでおけば来年もシワなく着られます。
一度マスターしておけば、簡単にたためるようになりますよ。

【動画で見る】
浴衣のたたみ方

※音声なし

STEP 1

向かって左側に衿が来るように広げて置き、右の脇縫いに沿って折ります。

STEP 2

下前身ごろのおくみ線に沿って、縫い目から手前に折り返します。次に、衿を内側に折ります。

STEP 3

上前身ごろの脇縫いに沿って折り、上前のおくみを下前のおくみに重ねます。衿もピッタリ重ねて、 手前に倒します。

STEP 4

そのまま、背縫いに沿って手前に折り返し、脇縫いどうし、袖どうしを合わせます。

STEP 5

左袖を袖付け線から、身ごろの方に折り返します。

STEP 6

裾と衿に重ならないくらいの位置で、身ごろをタテに二つ折りします。

STEP 7

二つ折りにしたまま裏返して右袖を身ごろの上に重ねます。


浴衣を洗うときに意識したいのは、洗濯前に汚れやシミをきちんと処理して、ネットに入れてやさしく洗うこと。そして形を整えて竿干しを。少しのコツを覚えれば、自宅でも簡単にお手入れできるので、ぜひ実践してみてくださいね。


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