くらしの現場レポート

よく眠るための工夫は1割
「熟睡したい!」男性たちの睡眠事情

2018.03.13 | 働き方、おとなの男性

【くらしの現場レポート】よく眠るための工夫は1割 「熟睡したい!」男性たちの睡眠事情

仕事による多様な疲れを感じながら、自分なりの対処をしている男性たち(17年11月『くらしの現場レポート』より)。彼らの疲労感を一日の流れで追うとみえてきた課題のひとつは「睡眠」でした。睡眠不足が積み重なると「睡眠負債」となり、健康への深刻なリスクが高まることが指摘されている今、働く男性たちは睡眠にどう向き合っているのでしょうか。

「朝起きた時から疲労感」、熟睡できないのが悩み

日ごろ疲労を感じ、何らかの対応をしているという男性たちに、平日一日の「疲労感」の推移を曲線で描いてもらったところ、2つの共通点がみられました。疲労のピークが午前中と夕方から帰宅時にかけて2回あることと、朝起きた時から疲労感を強く感じていることです。朝「今日も仕事か…」という精神的な影響もあるようですが、「熟睡できず、朝がつらい」という睡眠に関する声が多く聞かれました。

■平日の疲労感の推移(男性・48歳の事例)

平日の疲労感の推移

※画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。

ストレスがあると仕事の事が夢に出てくる。そんな時は早く目が覚めてしまい、眠いまま急いで準備して仕事に向かうが職場で眠くなる。
(44歳・既婚)

朝、目覚めがすぐれないと身体が重くて再び眠ろうとする。また、会社へ遅れる理由を真っ先に考えたりもする。
(36歳・既婚)

通勤は満員電車でほぼ立ちっぱなし。とにかく混んでいるのでだるいし、かなり疲れる。
(47歳・既婚)

よく眠るためにしていることがある人はわずか1割

彼らが帰宅して寝るまでの間にリラックスするためにしている行動を聞いてみると、「入浴剤を入れてゆっくり入浴」「就寝前にお酒を飲む」「インターネットを閲覧」「テレビを見ながら寝る」などでした。

リラックスするためにしていること

22時頃帰宅。妻が用意してくれた食事を食べて20分くらい入浴。お風呂からあがったらストレッチ(ヨガ)。その後、PCでメールチェックとインターネットを閲覧。25時頃就寝。
(36歳・既婚)

21時頃帰宅して、テレビを見ながら夕飯。ゆっくりした後にお風呂。その後、テレビを見ながらインターネット。寝る前にチューハイか缶ビールを飲んでくつろいだ気分で寝るようにしている。
(41歳・既婚)

21時台に帰宅。疲れ具合によってはマッサージに行くか、体調が良い時は走りに行く。バランスの良い夕食にビールは1本。23時までにお風呂。入浴剤を入れて疲れを癒す。
(46歳・既婚)

寝る前の習慣のなかには「ゆっくり入浴」といった睡眠に良いとされる行動がある一方で、「就寝前の飲酒」や「寝る直前までのネット」「照明、テレビをつけたまま寝る」など、むしろ熟睡の妨げになりそうな行動も多くみられました。「熟睡して朝はスッキリ目覚めたい」という声が多数あるなかで、実際に「よく眠るためにしていることがある」と回答した人は、20~50代男性のわずか1割程度でした。

■よく眠るために寝る前にしていることがある

よく眠るためにしていることがある

※画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。

ぐっすり眠って、疲労とストレスの解消を

働く男性たちの「睡眠」への関心は高いようですが、熟睡できないつらさを自覚しながらもついそのままにしていたり、睡眠には逆効果であることを気付かずにしている習慣も見られました。

まずは、朝、疲れを感じていたら、要注意。寝る前の習慣を振り返り、睡眠としっかり向き合ってみることが大事なようです。十分な睡眠は、疲労回復の特効薬。ストレス解消の大きな助けにもなります。疲れをできるだけ持ち越さないよう、ぐっすり眠ってスッキリ目覚める気持ちの良い朝を迎えたいですね。

調査概要

「疲労ストレスの実態と対処」
◎2013年6月/インターネット調査/首都圏在住20〜60代既婚男性/3,168人
◎2013年7月/グループインタビュー調査/首都圏在住20〜50代男性/24人

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