くらしの現場レポート

日本で生活する中国人の暮らし方
中国の習慣に日本の便利さを取り入れる

2017.02.21 | グローカル

【くらしの現場レポート】日本で生活する中国人の暮らし方 中国の習慣に日本の便利さを取り入れる

現在、日本で暮らす外国人は約230万人。中国人はその約3割を占めています(2016年:法務省)。文化や習慣の違う日本で、中国人女性たちはどのように生活を送っているのでしょうか。訪問インタビューで彼女たちならではの家事の工夫や暮らしの中でのおもいを聞いてきました。

衣類の手洗い習慣も大切に、洗濯機も併用

中国では衣類を手洗いする習慣があります。彼女たちは忙しい毎日の中、時間短縮のために洗濯機も併用しながら、日本でも「手洗い習慣」を続けていました。「衣類を長持ちさせるため」はもちろん、「外出で汚れた衣類と体に直接触れる下着を一緒に洗濯機で洗うと病気になるかもしれない」という意識まで理由はさまざまでしたが、衣類を分けて丁寧に手洗いをしている様子が印象的でした。

徹底した除菌意識の高い掃除

彼女たちに共通していたのは「除菌意識の高さ」でした。日本に来てカビが気になるようになったという人が多く、お風呂・トイレをはじめ、リビングやキッチンまで入念に除菌をして、カビ取りもしっかりおこなっていました。それは洗濯と同様に「体に悪いものを入れたくない」という強いおもいからのようです。「日本では除菌ができる洗剤やカビ取り剤の種類も多く、効果にも満足している」と話してくれました。気候の違いによる掃除の悩みにも上手に対応しているようでした。

  • とにかく除菌を入念に

    とにかく除菌を入念に

  • 使った道具はしっかり乾かす

    使った道具はしっかり乾かす

しっかり拭きあげる掃除、日本の便利さも取り入れて

中国での掃除は、水で濡らしたモップで床を拭きあげるのが主流ですが、日本では床の素材に合わせて掃除機とフロアワイパーを使っていました。「掃除=水拭き」という考えは変わらず、ワイパーにはウエットタイプのシートを使い「しっかり拭きあげる」掃除をしていました。また、種類が豊富な日本の洗剤を場所や汚れに合わせて上手に使いこなしていました。「簡単にキレイにすることができて、しかも安心して使える。日本に来てから掃除が楽しくなった」という声も聞かれました。

  • ウエットタイプでしっかり拭きあげる

    ウエットタイプでしっかり拭きあげる

  • 色々な洗剤を汚れや場所に合わせて使い分け

    色々な洗剤を汚れや場所に合わせて使い分け

中国と日本の良いところを融合した新しい生活

日本での生活に最初は戸惑いながらも、彼女たちは中国での習慣に日本の良いところを取り入れて暮らすようになっていました。日本製品が安心で簡便、高品質でバリエーションに富んでいることを高く評価。自分たちの家事のやり方にも合う、より効果があるものを選んで効率的な家事をしていました。異なる習慣を上手く取り入れることで、彼女たちは日本の生活になじみ、しかも自分らしく暮らしているように感じられました。彼女たちならではの新しい生活文化を築いているようです。

調査概要

「日本に住む中国人の生活意識・実態調査」
◎2015年8〜9月/家庭訪問インタビュー/首都圏在住20~40代中国人女性/12人

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