くらしの現場レポート

大掃除は慣例から1年のけじめへ
若年主婦は普段軽め、年末「まとめて」が掃除スタイル

2014.11.05 | 生活スタイル

【くらしの現場レポート】大掃除は慣例から1年のけじめへ 若年主婦は普段軽め、年末「まとめて」が掃除スタイル

家事に関する継続的な調査で35歳以下の若年主婦に注目してみたところ、家事は家族が仲良く過ごすための手段であり、家の中をキレイにすることは、居心地を良くするために重要だと捉えていることがわかりました。ベテラン主婦との比較からみえてきた、若年主婦の大掃除に対する「おもい」と実態について報告します。
※若年主婦:20〜35才 既婚女性、ベテラン主婦:56〜69才 既婚女性と本レポートでは定義

普段の掃除の頻度は低下、やり方はライト化

1週間の掃除の平均回数を場所別に比較すると、リビングこそ若年主婦がやや上回るものの、キッチンやトイレは頻度が少ない結果に。
ベテラン主婦では「隅々まで」「見えないところほど」に対し、若年主婦は「目立つ汚れがなければいい」と、掃除の視点に違いがみられました。掃除のやり方も、若年主婦は水拭きだけで、拭き方もささっと軽く済ませる傾向でした。

■普段の掃除回数

普段の掃除回数

(各場所の直近1週間の掃除実施者ベース)
首都圏在住20~60代既婚女性 1,000人(花王 生活者研究センター調べ)

※画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。

大掃除の実施日数は少なめ、実施率や「がんばった感」は高い

2013年の年末大掃除の実施率は、ベテラン主婦の48%に対し、若年主婦は63%と、若年が上回る。一方、実施日数は、ベテランが平均6.1日に対し若年は4.3日と、少ない日数で済ませる傾向が見受けられました。
また、大掃除の満足度はどちらも高く、大差はないものの、2012年との比較では、若年の方が「前年度よりたくさん/念入りにやった」と回答した人が多く、「がんばった感」が強いことがわかりました。

■大掃除の実施率

大掃除の実施率

首都圏在住20~60代既婚女性 1,000人(花王 生活者研究センター調べ)
※画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。

普段の掃除は軽く、年末に「まとめて・すっきり」が今どきのスタイル

ベテラン主婦は、「毎日使うところは毎日掃除」「日頃から少しずつ」と、普段の掃除でさまざまな場所を広範囲にカバーしており、大掃除は、外から見えない奥の奥を重点的にやることと捉えていました。
一方、若年主婦は、「水拭きだけ」「この部分だけ」と、普段の掃除範囲が狭くピンポイント化。大掃除は普段しきれない不足分をカバーするもの、という実態が明らかに。大掃除でまとめてすっきり落とすのが、今どきの掃除スタイルと言えそうです。

(左)ベテラン主婦は、外から見えない換気扇のファンまで。 (右)若年は、普段は面倒でできない場所を。

(左)ベテラン主婦は、外から見えない換気扇のファンまで。
(右)若年は、普段は面倒でできない場所を。
 

変化する大掃除の理由。普段の掃除の不足分を補う重要な機会に

変化する大掃除の理由。普段の掃除の不足分を補う重要な機会に

大掃除をする理由として、「新年を気持ちよく迎えたい」という思いは、どの世代でも共通ですが、ベテラン主婦の54%が「家の恒例・習慣だから」と捉えているのに対し、若年主婦ではその半数以下に。一方、「普段の掃除では不十分だから」がベテランでは37%に対し、若年では43%とやや高く、世代による大掃除に対する目的や「おもい」の変化がうかがえます。
若年主婦にとっての大掃除は、「今年ためた汚れは今年のうちにまとめて落とす」ための重要な機会と位置づけられていました。

調査概要

「若年主婦の大掃除へのおもいと実態」
◎2014年1月/インターネット調査/首都圏在住20〜60代既婚女性/1,000人
◎2014年3月/家庭訪問インタビュー/20〜60代既婚女性/8人

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