くらしの現場レポート

エコ意識も行動も低下傾向
続けるコツは無理なく一緒に楽しく

2014.10.15 | 生活スタイル

2000年以降、地球規模の環境問題から、日本でもLOHASブームやクールビズなどが話題となり、関心が高まりました。また、2008年のリーマンショック後は、生活防衛のための「節約」が、結果として「環境に良いくらし方」につながり、2011年の東日本大震災以降は、「節電・節水」意識の高まりもあって、現在は身近な暮らしに直結したエコが実践されるようになってきています。

2008年からの生活者のエコに対する意識調査によれば、関心は依然として高いものの、近年、やや低下傾向に。その中でも、既婚女性を中心に、暮らしにエコを上手に取り入れて実践し、継続している人たちの姿が明らかになりました。調査でみえてきた、生活者のエコ意識や行動について報告します。

エコ意識も行動も既婚女性が高めだが、近年やや低下傾向

エコに関心のある人は、既婚女性では74%にのぼり、未婚者より既婚者、男性より女性の方が高い傾向に。
「エコは自分や家族にとって身近なこと」という意識は、既婚女性では約7割と高いですが、近年は全体的にやや低下傾向にあります。一方、「環境に良いことであっても快適性を犠牲にしたくない」「何をしたら良いかわからない」という意識は増えています。

■エコへの関心度

エコへの関心度

2014年 首都圏在住20~60代男女 2,357人(花王 生活者研究センター調べ)
※画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。

実践派は、エコが「自分ごと」。できることからコツコツと!

実践派の既婚女性は、子どもの将来も視野に入れながら、暮らしの中で「自分ごと」としてエコを実践しています。しかし、自分のライフスタイルや価値観に合わないものは、継続されていませんでした。

無理なくできるエコを実践

無理なくできるエコを実践

消極派は、エコは「面倒というおもい」から、なんとなく取り組めない

消極派は、「面倒」「大変そう」「がまんがいる」というイメージから、「実践できない」と思っていました。
しかし、さらに掘り下げて聞いてみると、「子どもと一緒に海釣りに行ったときはごみ拾いをしている」「家族一緒にお風呂に入れば楽しいし、節水にもなる」など、実際には、意識せずに実践している様子もみられました。
実践派も消極派も、エコを続けていくには「無理なく」「一緒に(協力して)」「楽しく」というキーワードが浮かび上がってきました。

家族一緒なら楽しく続けられる

家族一緒なら楽しく続けられる

「エコ」を続けるコツは、「無理なく」「一緒に」「楽しく」

花王『くらしの研究』の読者アンケートによると「エコ」はどのようなことか?という質問に対し、女性の7割が「地球環境のために必要なこと」、男女の6割以上が「無理なく続けていくこと」だと捉えていました。
また、節約につながることはもちろん、女性の4割以上が「みんなで協力してやること」「工夫しながら楽しむこと」と考えていました。

■あなたにとって「エコ」とはどのようなことですか?

あなたにとって「エコ」とはどのようなことですか?

19,483人(花王 生活者研究センター調べ)
(複数回答/上位5項目)

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調査概要

「生活者ベンチマーク調査」
◎2008年・2010年・2011年・2012年・2014年(いずれも9月)/インターネット調査(20〜59歳)・郵送調査(60〜69歳)/首都圏30km圏在住男女/既婚女性(20〜60代)のべ3,952人・既婚男性(20〜60代)のべ3,373人・未婚女性(20〜30代)のべ1,191人・未婚男性(20〜30代)のべ1,285人

「生活者の環境意識と行動実態」
◎2013年6月・7月・11月/家庭訪問または会場インタビュー/首都圏在住20〜60代男女22人

「くらしの研究読者アンケート」
◎2014年6月/インターネット調査/19,483人

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