くらしの現場レポート

取扱い絵表示、確認してますか?
若年ほど見た目で洗濯方法を判断

2014.06.30 | 生活スタイル

【くらしの現場レポート】取扱い絵表示、確認してますか? 若年ほど見た目で洗濯方法を判断

20代主婦が、洗濯後の衣類の仕上がりに納得がいかずに困っている・・・そうした声を受けて原因を調べたところ、衣類の取扱い説明書ともいえる「取扱い絵表示」が、若い年代ではあまり活用されていないという現状が浮かび上がってきました。本レポートでは20〜60代主婦の「洗濯」と「取扱い絵表示(以下、絵表示)」に関する意識と実態についてご報告します。(日本繊維製品消費科学会2014年年次大会にて発表)

20代主婦の洗濯は、「衣類のダメージ」が困りごと

毛羽立ちや毛玉、シワ、型くずれなど、20代では洗濯後の衣類のダメージで困っているという実情が判明しました。

[フリーストレーナーの場合] 首まわりやそで口に毛玉が発生し、ヨレている

[フリーストレーナーの場合]
首まわりやそで口に毛玉が発生し、ヨレている

■洗濯の仕上がりで困っていること

洗濯の仕上がりで困っていること

20~60代既婚女性 519人(花王 生活者研究センター調べ)(複数回答)
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若い年代ほど絵表示を活用していない

50〜60代は8割以上が、衣類の「絵表示」を洗濯に活用していました。しかし、20代での活用は6割程度にとどまり、絵表示を「参考にしない」と答えた人のうち、84%が「絵表示を見る習慣がない」ことがわかりました。

■洗濯時の絵表示の活用

洗濯時の絵表示の活用

(上)20~60代既婚女性 519人(花王調べ)
(下)20~60代既婚女性 127人(花王 生活者研究センター調べ)
(複数回答/上位2項目)

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20代は洗濯方法を「見た目」で判断する傾向

洗濯でダメージを受けやすい「ニット・セーター・カーディガン」でも、20代では5割が衣類の「見た目」で判断し、ほとんど絵表示を見ていません。やさしく洗う必要があるデリケートな衣類を、いつもの洗濯=「標準コース」で洗う傾向が、20代で多くみられます。

手洗いマークの衣類を見た目で判断し、洗濯機の標準コースで洗ってしまうケース

手洗いマークの衣類を見た目で判断し、洗濯機の標準コースで洗ってしまうケース

どの年代も、大切な衣類を長持ちさせたい気持ちは同じ

絵表示の活用状況については、年代による大きな認識の違いがみられましたが、衣類を大切に長く着たいという思いは、すべての年代で共通。20代では、衣類を大切にしたいその思いと、実際の洗濯方法がうまく結びついていないため、結果として衣類のダメージや残念な仕上がりを招いているようです。

■ファッションに関する意識

ファッションに関する意識

20~60代既婚女性 1,286人(花王 生活者研究センター調べ)
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調査概要

「衣類の取扱い絵表示に関する生活者の意識」
◎2013年11月/インターネット調査/1都3県在住20〜60代既婚女性/519人
◎2014年1月/インターネット調査/1都3県在住20〜60代既婚女性/1,286人
◎2013年4〜9月/家庭訪問インタビュー/1都3県在住20〜60代女性/20人

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