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ロリエ

からだの相談室一覧

回答者/

河野産婦人科クリニック院長
河野美代子先生
プロフィール

 
Q  

 ある病院で、以前クラミジアの検査を受け、腟内の細胞検査でマイナス、血液検査でIgAが0.12、IgGが0.93という結果が出て、クラリス錠を2週間分処方されました。半年後、再検査で、細胞検査はマイナス、血液検査はIgAが0.19、IgGが0.90という結果で、特に異常なしとのことで薬は処方されませんでした。この違いは何なのでしょう?
 一度クラミジアにかかれば抗体は消えないもので、抗原がマイナスであれば治っているというのが私の認識なのですが、これはまちがっていますか?(福岡県福岡市 あやこ)

A  

 クラミジアについては、血液検査で判断するのは、まちがっています。あなたは、腟から検査をして(「細胞検査で」と言われていますが、これは「抗原検査」のことだと思います)、マイナスだったのですから、治療をする必要もなかったのではないかなと思います。

 クラミジアの抗体について説明しますね。「IgA」は、感染すると抗体価が上がりますが、78.6%の人が、感染から20週までに8倍以下に低下します(下がらない人もいます)。「IgG」は終生免疫で、一旦高くなると、その値は、ほぼずっと続きます。
 あなたは検査をしていないようですが、もう1つ「IgM」と言うのもあります。これは、IgAよりも早く、感染するとすぐに上がるのですが、すぐに下がります。そして、これは、再感染しても抗体価は上がりません。IgAは、再感染するとまた上がります。

 さて、そこであなたの抗体ですが、IgAもIgGも、2回ともほとんど変化していません。1回目と2回目が違わないことを、どうドクターが判断されたのかはわかりませんが、おそらく古い感染があっただけだと思います。
 これからは、また感染していないかどうかは、ちゃんと内診をして、抗原の検査のみで判断してもらったほうがいいと思います。

 

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