腟に何かがはさまっているような感じがするのですね。私も、お友だちが言われるように、軽い「子宮脱」ではないかと思います。というより、「子宮下垂」と言ったほうがいいかもしれません。 これは、子宮を支える靱帯や筋肉が伸びてしまって、腟のほうに子宮が下がって来るというものですが、お産を経験した人にしか起こりません。 でも、あなたはとても軽いと思います。ひどくなると、いつもはさまっていたり、もっとひどくなると、外にまで出てきたりすることもあります。 軽いうちは、癌検診などの内診をする時でもドクターには分かりませんし、セックスにも支障はありません。ただ、本人にはさまった感じがあるだけです。
今度、産婦人科に行った時に、はさまった感じがすることをドクターに告げてください。そうしたら、子宮を引っ張ってみて、どのあたりまで下がって来るかを調べることができます。そして、何らかの対処をしたほうがいいかどうかを判断されるでしょう。 今の程度でしたら、おそらくこのまま経過を見て、もし、もっとひどくなって日常生活が気持ちが悪いということにでもなれば、対処を考えましょうということになると思います。
治療には、いろいろな方法があります。普通は、「ペッサリー」という輪を腟に入れて、子宮や腟を支えるという方法をとります。場合によっては手術をすることもあります。手術にもさまざまな方法がありますが、その人にとってどんな方法がいいかを、ご本人とドクターとで一緒に考えます。 でも、何回も言うようですが、あなたは時々感じるくらいなのですから、すぐに治療しなければならないことではありません。その代わりに、今からでもいいですから、キーゲル運動をして下さい。これは、肛門の筋肉をきゅっと締めるというものです。硬い便を切るときのように。または、排尿のときに途中で尿をとめるように。肛門を取り囲む筋肉と、膣や尿道を取り囲む筋肉は、8の字でつながっています。だから、肛門の筋肉や尿道の筋肉どちらでも締めるようにすると、膣を取り囲む筋肉も縮んで締まるのですね。この運動は立っていても寝ていても、座っていても出来ます。一日に何回でもやって下さい。そうすると、下がっている子宮も、きゅっと上に上がってくれます。とてもよく効く運動ですから、試してみて下さいね。
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