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ロリエ

からだの相談室一覧

回答者/

河野産婦人科クリニック院長
河野美代子先生
プロフィール

 
Q  

 現在27歳、152cm・40kgですが、無排卵で悩んでます。元々月経不順ではあったので、23歳の頃から産婦人科で中用量ピルを飲んでます。先月、先々のことを考えクロミッド治療に変えたのですが、1錠では効かず、再度ピルを飲んで次回2錠に増やすということです。
 食事や睡眠ストレスなどためないようにしているのですが、無排卵が治りません。現在つきあっている彼がいるのですが、子どもができないからだだと彼に悪いので、結婚も躊躇してしまいます。
 無排卵を治すにはどうしたらよいのでしょうか? ちなみにピルを飲まずにいた時期を作ってみましたが、やはり低体温でした。そして2週間ほど少量の出血が続いたため、またピルを飲み始めました。もう、このままずっと薬を飲み続けなければいけないのでしょうか。(○ちゃん 27歳 自由業)

A  

 ○ちゃんさん、そもそも治療をし始めた時は、どの程度の月経不順だったのでしょうか。それに、ずっとピルを続けたのは、なぜでしょう。月経不順にピルを使うのは、あくまでも短期のものなのですが、何年も使わなければならない理由は何だったのでしょうか。これらがわからないので、はっきりお答えできない部分もありますが、アドバイスさせていただきますね。

 まずあなたがすべきことは、もう一切ピルは飲まないことです。飲まないと月経が来ないのであれば、ピルではなく、黄体ホルモン単体を飲むなり、注射するなりしていただくこと。ピルと黄体ホルモンは、何が違うのでしょう。それは、ピルには、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの両方が含まれている点です。

 黄体ホルモン単体の投与で出血が起こる場合は「第一度無月経」、起こらない場合を「第二度無月経」といいます。第二度無月経の場合、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの両方を(すなわちピルと同じですね)投与すると出血があります。

 あなたは、長いあいだ、第二度無月経の人に対する治療を続けてきたということになります。まず、黄体ホルモン単体の投与で出血があるのか否かを確かめて、第一度なのが第二度なのかを知るべきではないでしょうか。
 そして、ホルモンの検査をすること。血液で、LH、FSH、エストロゲン、プロラクチンなどの定量をしてもらってください。どのホルモンがどういけないのか、これらの値によっては、排卵させることが極めて困難なこともありますし、これなら治療できる!という場合もあります。
 
 そして、すぐに排卵を起こさせる、排卵誘発の治療をしてもらうこと。クロミッドが1錠では効かないのは、あたりまえです。長い間排卵していないのですからね。ピルではなく、黄体ホルモンで出血を起こして、クロミッドを2錠、それでも効かなければ3錠、それでも効かなければクロミッドプラス注射も併用してもらいましょう。何とか排卵するように、強力に治療することが必要だと私は思います。

 あなたと同じように、月経不順の治療として漫然とピルを飲んでいる人も多いのではないでしょうか。自分が治療を受けていることの意味、目的、今後の見通しなどをちゃんと確認しながら治療を受けることは、とても大切です。

 

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