Japan
Check
Share to Facebook Share to Twitter More...

ロリエ

用語解説

分野別テーマ 一覧
参考文献
 

●再生不良性貧血

骨髄の造血機能が低下し、赤血球、白血球、血小板のいずれもが減少する病気。原因不明なものが多く、現在もまだ確実な治療法が確立されていない難病です。

●臍帯(さいたい)

へその緒。胎児に酸素や栄養を運んだり、胎児から出た老廃物を母体に送り返したりします。

●細胞診

腫瘍に針を刺して細胞を吸引し、特殊な染色をして顕微鏡で調べる検査です。

●殺精子剤

界面活性剤を利用し、精子の尾の部分の運動性を失わせるものです。

●CT検査

コンピュータ断層撮影検査。人体に対して、さまざまな角度からX線や強力な磁気をあて、得られた情報をコンピュータで断層画像化して、病気を診断します。血管の病気や、あらゆる臓器の腫瘍が調べられます。

●シーハン症候群

分娩のときの大量出血が原因で、視床下部と下垂体をつないでいる門脈という血管が閉じて、下垂体の組織が死んでしまうために起こる病気です。

●子宮筋腫

子宮にできる良性の腫瘍で、コブのようなもの。30代以降の女性に多い病気です。できる部分によって、3つに分類されます。
子宮の筋層の外側にできるものを「漿膜(しょうまく)下筋腫」といい、これは大きくなっても、あまり症状があらわれません。子宮の筋層の中で大きくなるものを「筋層内筋腫」といい、経血が増えたり、月経痛が強くなることがあります。そして、子宮の内側にできるものを「粘膜下筋腫」といいます。この場合は、小さな筋腫でも、過多月経や過長月経になることがあります。

●子宮筋腫の手術

子宮筋腫で手術する場合は、子宮を全部とってしまう方法(子宮全摘出術)と、筋腫部分だけをえぐり取る方法(子宮筋腫核出術)の2つがあります。
前者は、すでに子どもを産んでおり、もう妊娠は希望しない場合などに行います。術後は、再発の可能性や気がかりな子宮がんの心配もなくなります。
後者は、妊娠の可能性を残しておきたい場合や、不妊の原因が子宮筋腫であると考えられる場合に行います。ただし、小さな筋腫まで取り除くのは不可能なため、あとになって再発することもあります。
どちらの場合も、約2週間の入院、退院後は約2週間の自宅療養が必要です。
最近では、粘膜下筋腫については、子宮鏡を用いた経腟の手術も行われています。軽い麻酔で、1泊2日程度の入院ですみます。

●子宮腔癒着症(アッシャーマン症候群)

子宮内膜の前壁と後壁がくっついてしまい(癒着)、経血のもととなる内膜の表面積が少なくなるものです。人工妊娠中絶や帝王切開など、子宮に対する手術が原因で起こります。

●子宮頸管

子宮の下部のくびれた部分。たくさんの分泌腺があります。

子宮頸管

●子宮頸がん

子宮の腟に近い子宮頸部にできるがん。日本では、子宮がんの80~90%を占めており、年齢的には30代から増えはじめます。

●子宮頸管炎

子宮頸部は腟内に出ているため、腟の炎症が伝わることが多い部位です。子宮頸管の分泌腺に細菌が入ると、炎症が慢性化しやすくなります。頸管炎を起こす菌には、淋菌、大腸菌、クラミジアなどがあります。

●子宮頸管ポリープ

子宮頸管の粘膜が増殖し、小さなキノコのような形になって子宮口からぶら下がった良性の腫瘍。不正出血の原因になります。

●子宮頸管無力症

何らかの原因で、出産前に子宮口が開いてくるもの。胎児がある程度大きくなって、子宮口に負担がかかるようになる妊娠中期以降に見られます。

●子宮後屈

子宮の位置には個人差がありますが、からだに垂直な線を引いた場合、その線よりも前に傾いているのが一般的です。これが、逆に後ろへ傾いている場合を、子宮後屈といいます。
後屈自体に問題はありませんが、その度合いが強い場合は、月経痛や腰痛の原因となることがあります。

●子宮体がん

子宮の奥のほうの子宮体にできるがん。日本では割合が少なく、年齢的には40代から増えはじめます。

●子宮腟部びらん

子宮の腟に近い子宮頸部の粘膜(子宮腟部)が、腟に面した部分にはみ出し、ただれたように見えるもの。成人女性にはよくありますが、自覚症状が出ないことも多く、病気といえるようなものではありません。
ただし、びらんが大きく、セックスのたびに出血したり、おりものが大量に出るような場合は、治療できますので、婦人科を受診しましょう。
また、びらんの赤くただれた状態は、子宮頸がんの初期症状と非常に似ています。検診などで、びらんが発見された場合には、定期的に子宮がん検診を受けるようにしましょう。

●子宮体がんのホルモン療法

子宮体がんは、黄体ホルモン(プロジェステロン)の不足で発生するので、これを大量・長期使用することによって、がんを治そうというものです。

●子宮内膜

もともとはごく薄い膜ですが、卵巣から卵胞ホルモンが分泌され始めると、次第に厚みを増していきます。最も厚くなるのは排卵の頃で、約10mmにもなります。
子宮内膜は大きく2層からなり、表面側を機能層、その下を基底層といいます。月経は、このうちの機能層の部分が女性ホルモンの作用で増殖し、はがれ落ちるものです。内膜が増殖する時期には、栄養を送るための血管が盛んに発育します。

●子宮内膜炎

腟から大腸菌やブドウ球菌、クラミジア(微生物)、淋菌などが侵入し、子宮内膜に感染して起こる炎症。多くの場合、腟炎からはじまり、次第に奥へと炎症が広がります。
原因には、流産や人工妊娠中絶、タンポンやコンドームの出し忘れ、セックス、性病など、さまざまなものがあります。

●子宮内膜症

子宮内膜は、卵巣からのホルモンのはたらきで増殖し、妊娠しないとはがれて血液とともに腟から排出されます。これが月経です。
このように子宮内膜は本来、子宮の内側にしか存在しない組織ですが、何らかの原因で別の場所に迷い込み、その場でホルモンのはたらきに反応して、増殖や出血を繰り返してしまうことがあります。これを子宮内膜症といい、近年増加している病気です。
子宮内膜症ができやすい場所は、卵巣や子宮の筋層、腹膜などです。とても強く、長い月経痛をともないますので、月経痛が月ごとにだんだん強くなるような場合は、早めに婦人科を受診しましょう。
また、まれに外陰部や手術の傷跡、肺、へそ、鼻の中にできることもあります。

●子宮内膜症の手術

再発を防ぐために、両側の卵巣、あるいは子宮も含めて摘出する「根治手術」と、病巣部分だけを除去する「保存的手術」があります。子宮筋腫同様、症状の程度や、将来妊娠を希望するかどうかによって、手術の方法を選択します。
妊娠を希望して保存的手術を受けた場合は、手術後なるべく早いうちに妊娠するようにしないと、内膜症が再発し、妊娠できなくなる可能性もあります。

●子宮内膜増殖症

何らかの原因で、卵胞ホルモン(エストロジェン)が過剰に分泌され、その刺激で子宮内膜が異常に増殖する病気です。

●子宮内膜ポリープ

子宮内膜の細胞が異常に増殖して、盛り上がった良性の腫瘍。

●しこり

乳がんなどのしこりには、痛みのあるもの、ないもの、硬いもの、軟らかいものなど、いろいろな種類があります。
ただ、脂肪に埋まっている乳腺そのものをつまんで、しこりとまちがえる人も多いようです。セルフチェックの際には、指を揃えて、指の腹で軽く触れるようにしてください。乳腺とは別の感触を発見したら、すぐに病院へ行きましょう。

●思春期外来

思春期の子どもたちを対象に、身体面だけでなく、心理面も含めたトラブルをトータルに診察し、治療する外来。全国の大学病院や総合病院で設置が進んでいます。

●視床下部

間脳の底部にある切手大の器官。視床は、視神経床部の意味です。とくに下部は、自律神経の中枢となり、代謝、食、性のはたらきなど、生命機能に大きく関わっています。

●腫瘍マーカー

腫瘍の組織から血液中に分泌される物質。がん検査のひとつとして知られていますが、子宮内膜症や子宮腺筋症がある場合もこの物質が増加することから、この物質の量をチェックして検査します。

●小陰唇

割れ目の両脇にある、ふっくらとした皮膚を「大陰唇(だいいんしん)」といいます。この大陰唇の内側にある、左右2枚のヒダが「小陰唇(しょういんしん)」です。尿道口や腟口を保護する役目があり、セックスなどで刺激を受けると特に敏感に感じる部分です。性的に興奮すると、赤く充血してふくらみます。
小陰唇は形や大きさの個人差が大きい部分で、大陰唇の陰になってほとんど見えない人もいれば、立ったときに大陰唇からはみ出して見える人もいます。左右の長さが違うこともよくあります。

小陰唇

●消退出血

子宮内膜は卵胞ホルモンと黄体ホルモンの働きによって増殖しますが、これらのホルモンが減少(消退)すると、内膜がはがれて出血します。こうした卵胞ホルモンと黄体ホルモンの減少にともなう出血を「消退出血」といいます。月経も消退出血の一種です。

●静脈瘤

足の静脈は、皮膚表面に近い「表在静脈」と筋肉内の「深部静脈」からなっています。何らかの原因で、静脈の弁のはたらきが悪くなると、皮膚表面から深部へ向かう血行が逆になって、血液が表面に集まってしまいます。そのために血管が伸びて広がり、蛇行してこぶのようになったもの、これが静脈瘤です。

●食物繊維

セルロース、ペクチンなど炭水化物に似た成分を含み、便が腸を通過する時間を短くするはたらきがあるといわれています。
食物繊維は、消化・吸収されないため、大腸で水分やコレステロールなどを吸収して便の硬さをコントロールし、大腸の運動を促して便意をもよおさせます。この際、からだの老廃物もいっしょに排出するので、腸の掃除に役立つという効果もあります。

●初経(しょけい)

初めての月経。以前は「初潮(しょちょう)」と呼ばれていました。

●女性ホルモン

卵巣から分泌されるホルモンで、卵胞ホルモン(エストロジェン)と黄体ホルモン(プロジェステロン)の2種類があります。
主に妊娠に関わるホルモンですが、女性のからだ全体をコントロールする大切な役割も果たしています。

●自律神経失調症

自律神経は、睡眠、体温、血圧、ホルモンの分泌などをつかさどっています。
何らかの原因で、このはたらきがうまくいかなくなると、ホルモンだけでなく、臓器や免疫が正常に機能しなくなります。

●自律神経失調症の薬物療法と心理療法

薬物療法は、自律神経のバランスを調整する薬のほか、不安や不眠などの症状に合わせて、精神安定薬、抗うつ薬、睡眠薬などが使われることがあります。
心理療法には、カウンセリング、交流分析(現在の自分を分析して、心身をコントロールできるようにする治療法)、自律訓練法(自己暗示で心身の緊張を解きほぐす治療法)などいろいろな治療法があり、一般的には、その人の性格などに最も合った方法が選ばれます。

●白木屋デパート火事騒動

1932年(昭和7年)12月16日、白木屋デパート(現在のコレド日本橋)で火災が発生し、死者14人、重軽傷者47人の犠牲者が出ました。
ズロースをはいていなかった和装の女店員が、5階からロープを伝わって避難する際、裾の開くのを気にして片手でしかロープにつかまれず、転落死しました。この火事をきっかけに、洋装やズロースが奨励されるようになったのです。

●人工妊娠中絶

日本では、「母体保護法」という法律によって、やむを得ない事情を抱えた人には人工妊娠中絶を認めています。

この法律が適用されるのは、以下の2つの理由に当てはまる場合に限ります。しかし、現状では、(1)の内容が拡大解釈され、避妊の失敗による中絶も行われています。

(1)妊娠の継続または分娩が、身体的または経済的理由により、母体の健康をそこなうおそれのあるもの

(2)暴行・脅迫によるセックス、抵抗や拒絶できない状態におけるセックスによって妊娠したもの

中絶の方法は、初期と中期で異なります。妊娠11週までは、「掻爬(そうは)術」や「吸引法」といった方法で、子宮内の胎児や胎盤を取り除きます。妊娠12週以降になると、胎児も大きくなりますので、人為的に陣痛・分娩を起こし、お産と同じ方法をとることになります。

●人工妊娠中絶のリスク

現在の日本の中絶手術は、手術方法のレベルアップなどによって、安全性が高くなってきています。
とはいえ、中絶には、まれに以下のような事故や後遺症が起こりうるということも知っておきましょう。
*麻酔の事故
*子宮の損傷
*手術後の感染症や出血
*精神的なダメージによる心身症やうつ状態、性交恐怖など

●心療内科

精神的なケアをしながら、診察や治療を行う内科。

●スイッチОTC薬

ОTCは「Over The Counter」の略で、薬局のカウンター越しに買えるという意味。ОTC薬とは市販薬ということで、処方薬から市販薬に転換(スイッチ)した薬を「スイッチОTC薬」と呼びます。胃酸の分泌を抑えるH2ブロッカー(胃腸薬)、打ち身やねんざに効くインドメタシン(貼り薬)などいろいろなスイッチОTC薬が市販されています。

●睡眠障害国際分類

1990年、アメリカの睡眠障害連合会がヨーロッパや日本、ラテンアメリカの睡眠学会と協力してまとめた睡眠障害の診断分類。下記の4項目に大別されて、さまざまな睡眠障害が分類されています。

1.睡眠異常
精神生理性不眠症、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群、反復性過眠症、周期性四肢運動障害、むずむず脚症候群、時間帯域変化症候群、交代勤務睡眠障害、睡眠相後退症候群、睡眠相前進症候群など

2.睡眠時随伴症
睡眠時遊行症、夜驚症、寝言、悪夢、睡眠麻痺、歯ぎしり、睡眠時遺尿症(夜尿症)、いびきなど

3.内科的・精神科的障害に関連する睡眠障害
精神障害や神経疾患、内科的疾患にともなって起こるもの

4.提案検討中の睡眠障害
短時間睡眠者、長時間睡眠者、月経随伴睡眠障害、妊娠随伴睡眠障害など

●スプレキュア

視床下部、下垂体の機能を抑える薬。卵胞ホルモン(エストロジェン)の分泌を抑え、仮の閉経状態をつくります。
ただし、更年期症状のような副作用があるため、長くても1年程度しか使用できません。

●性器結核

性器に起こる結核。女性の場合は、子宮や卵管などで起こります。結核菌は、腟から侵入したり、肺などの病巣から血液を介して侵入したりします。

●性行為感染症(STD)

性行為によって感染することが多い病気の総称。原因は、細菌やウィルス、カビ、原虫、寄生虫などです。
エイズ、梅毒、淋病、性器ヘルペス、クラミジア感染症、トリコモナス腟炎、カンジダ腟炎軟性下疳(なんせいげかん)、鼠径(そけい)リンパ肉芽腫など、たくさんの病気があります。

●精子

長さ約0.06mm。男性の精巣(睾丸)で作られる、DNA(遺伝子情報)を運ぶことだけが目的の細胞です。
おたまじゃくしのような形をしていて、頭部にDNAを持ち、尾部で泳ぐように進みます。運動のエネルギーとなるのは、中央のミトコンドリアです。
頭部の先端には、卵子の外膜を破るための酵素が詰まっています。

●成熟卵胞

脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンの作用で、原始卵胞から成長した卵胞。最終的には、直径約20mmの袋になり、この中に成熟した卵子を含みます。
この成長過程で、卵胞からは卵胞ホルモン(エストロジェン)が分泌されます。

●精神安定剤

自律神経や中枢神経のはたらきを抑制し、興奮や妄想、不安、緊張などをしずめる薬。精神分裂症の治療に使われるような強力なものと、緩和性のものの2タイプに分けられ、更年期の女性には後者が用いられます。

●性腺刺激ホルモン

脳の下垂体から分泌され、卵巣に作用するホルモン。原始卵胞を成長させる「卵胞刺激ホルモン(FHS)」と、排卵を促す「黄体形成ホルモン(LH)」の2種類があります。

●性腺刺激ホルモン放出ホルモン(Gn-RH)

脳の視床下部から分泌されるホルモン。下垂体を刺激し、性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン・黄体形成ホルモン)を放出させる。

●性染色体

染色体とは、遺伝子(DNA)のかたまりで、人間のからだの細胞の1つひとつに入っているものです。
人の染色体は、23対=46本から成っていますが、そのうちの44本を「常染色体」といい、あとの2本を「性染色体」といいます。
性染色体は、人間の性を決定するもので、父親と母親からそれぞれ1本ずつ受け継ぎます。性染色体には、XとYの2種類があり、男性はX染色体とY染色体を1本ずつ持ち、女性はX染色体を2本持ちます。

●精通

初めての射精。マスターベーションで経験する人や、夢精(寝ている間の射精)によって経験する人がいます。

●性病

主にセックスによって感染する病気で、梅毒、淋病、軟性下疳(なんせいげかん)、鼠径(そけい)リンパ肉芽腫の4つをいいます。
これらの病気は、「性病予防法」という法律によって、医師が患者を発見したときは必ず保健所に届け出なければならないことになっています。

●赤血球

血液に含まれる血球の大部分を占め、ヘモグロビン(血色素)という赤い色素タンパクを含んでいます。全身の組織へ酸素を運び、組織にたまった二酸化炭素を運び出すはたらきをしています。
赤血球は骨髄の中でつくられ、母細胞である「赤芽球(せきがきゅう)」が細胞分裂を繰り返し、次第に成熟していきます。この過程で、ヘモグロビンの主な成分である鉄分が大量に必要とされるのです。

 
Check
Share to Facebook Share to Twitter More...