肩こりは、首の後ろから肩や背中にかけての筋肉が疲労・緊張することで起こります。その結果、血行が悪くなって酸素が十分に行き渡らないため、老廃物ができて末梢神経を刺激するのです。これが「こり」という不快な症状の正体です。 肩こりのメカニズムでやっかいなのは、老廃物によって神経が刺激されると、反射的に筋肉や血管が緊張・収縮してしまうこと。つまり、肩こりがさらに肩こりを生んで、悪循環になってしまうのです。慢性の肩こりに悩む人が多いのはこのためです。
肩こりのなかには、背骨や内臓などの病気によって起こるものもありますが、ほとんどはふだんの生活習慣が原因です。肩こりを招く主な原因には次のようなものがあります。思い当たることはありませんか?
肩こりの最大の原因といわれるのが「姿勢」です。とくに背中を丸めて、あごを突き出した姿勢を続けていると、首や肩の筋肉が緊張するため、肩こりが起こりやすくなります。
デスクワークや車の運転などのように、同じ姿勢を長く続けていると、一部の筋肉に負担がかかるので、肩こりの原因になります。
目の疲れは、首や肩の筋肉を緊張させます。とくに度の合わないメガネやコンタクトレンズを使ったり、テレビやパソコンの画面を長時間見続けたりしないように気をつけましょう。
ストレスを受けると交感神経が活発に働くため、首や肩の血管が収縮します。その結果、血液の流れが悪くなって肩こりの原因に。
全身の筋肉を動かすことで、血行が促進されます。運動不足は血行不良のもと。また、からだを動かさないと筋力が低下するので、それも肩こりの一因に。運動にはストレス解消の効果もあります。
からだが冷えると、体温を保つために血管が収縮します。そのため、血行が悪くなって、肩こりを引き起こします。
ものを食べるときに、一方の歯だけでかむ癖のある人は要注意。また、虫歯があったり、かみ合わせが悪かったりしても肩こりの原因になることがあります。
厚生労働省の調査によると、女性が訴える自覚症状ナンバー1は「肩こり」で、次いで「腰痛」、「手足の関節の痛み」の順という結果が出ています。一方、男性は(1)腰痛、(2)肩こり、(3)セキやタンという順番です。(2004年国民生活基礎調査) 女性にはなぜ肩こりが多いのでしょうか。その原因のひとつとして、女性には、首が細く、なで肩の人が多いことがあげられます。この場合、首や肩の筋肉量が少ないため、肩こりになりやすいのではないかと考えられています。また、女性に多い冷え性も原因のひとつ。血行が悪くなるので、肩こりを起こしやすくなります。 そのほか、バストの重みを支えるために、肩に負担がかかることも考えられます。なかにはサイズの合わないブラジャーが原因のケースも。アンダーバストはきちんとからだに合ったものを選び、締めつけないようにしましょう。
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