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ロリエ

婦人科へ行こう!(2)診察編

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40代K子編

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用語解説 参考文献

監修/

河野産婦人科クリニック院長
河野美代子先生
プロフィール

 
03
Report 40代K子編

■この年代の傾向

子宮や卵巣、乳房のがんをはじめ、病気の心配が増える40代にとって、定期的ながん検診はとても大切です。また、更年期障害の悩みで受診する人も増えてきます。

そろそろ更年期…からだの不調に悩み中


<K子>
46歳。既婚。子どもは1人。出産以前から月経痛や月経不順でとくに悩んだことはなかったが、最近は、発汗やむくみなどが気になり、更年期障害では?と不安になっている。子宮がん検診は毎年受けている。

■体験レポート

(1)問診

先生:「どうしましたか?」
K子:「最近、汗をかきやすくなったり、月経中や月経前でもないのにイライラしたりするんです。今までは全然そんなことなかったので、更年期がはじまったのかなと思うのですが…」
先生:「ほかに気になることはありますか?」
K子:「関節が痛くなったり、肩こりもひどくなったような気がします」 
先生:「更年期障害はホルモンバランスのくずれが原因なので、血液検査でホルモン値を調べてみましょう」
K子:「はい」 

(2)血液検査

採血をして、血液中の卵胞ホルモンと卵胞刺激ホルモンの量や状態、肝機能などを調べます。気になる症状が更年期障害からなのか、ほかの病気が原因なのかを判断するそうです。

(3)診察結果

先生:「血液検査の結果では、卵胞ホルモンが不足していました。やはり更年期に入りかけていますね。とりあえずは、漢方薬で治療してみましょう。漢方薬としては、23番・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、24番・加味逍遙散(かみしょうようさん)、25番・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などが使われ、体質によって使い分けたりします。あなたの場合、とりあえず23番でやってみましょう。1日3回、漢方薬は主に空腹時に飲むのですが、胃にひびくといけないので、食後に飲んでみてください。とりあえず2週間飲んできてくださいね」
K子:「原因がわかって気が楽になりました。ありがとうございました」

※閉経後の更年期障害の人には、ホルモン補充療法(卵胞ホルモンと黄体ホルモンを飲みます。飲み方は人によってさまざま)をします。また、ホルモン剤は、錠剤だけでなく貼るタイプもあり、服用方法は人によって異なります。

■先生からのアドバイス

~40代のみなさんへ~
女性は50歳までに約半数が閉経を迎えます。閉経前後に現れる更年期の症状はさまざまなので、つらいようならK子さんのように気軽に婦人科を訪れてください。漢方薬やホルモン剤のほかに、鎮静剤や抗うつ剤なども症状に応じて処方してもらえます。
40代以降は、子宮体がんや卵巣がんの発病率も高くなります。とくに、気をつけてほしいのは不正出血です。更年期の月経不順と病気の症状は区別がつきにくいので、年に1回は子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの検診を受けてください。
子宮体がんの検査は、子宮頸がんの検査より、細胞をとるときに痛みがありますが、早期発見の唯一の手段です。卵巣がんは初期症状がほとんどなく、子宮がんより発見が難しい病気ですが、内診や超音波検査によって卵巣の異常が見つかることがあります。

010203  |

 
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