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ロリエ

婦人科へ行こう!(2)診察編

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用語解説 参考文献

監修/

河野産婦人科クリニック院長
河野美代子先生
プロフィール

 
02
Report 30代M子編

■この年代の傾向

出産や検診などを経て、内診にも慣れてくる30代。同時に、がんや子宮筋腫など病気の心配も増えるので、年1回の定期検診を習慣づけたいですね。

PMSがつらく、婦人科系の病気が気になるこの頃


<M子>
32歳。独身。出産経験なし。10代からひどい月経痛に悩まされ、婦人科は慣れっこ。最近は月経痛だけでなく、のぼせや肌のかゆみなどPMSの症状もひどくなっている気がする。30代に多いと言われる子宮の病気も心配。

■体験レポート

(1)問診

先生:「どうしましたか?」
M子:「月経痛は昔からあったんですけど、最近とくにつらいんです。月経前にお腹がはったり、体温調節ができなかったり、頭痛、腹痛もひどいです」
先生:「30代前半は、ホルモンの分泌が一番盛んなときなので、月経痛やPMSの症状が強く出るんです。これは、成熟した健康な女性にはよくあることなので、うまく乗り切ることが大切よ。つらいとき、鎮痛剤は飲んでいますか?」
M子:「いいえ。薬は飲まない方がいいような気がして…」 
先生:「つらいときは、市販の薬でいいので飲んでみてください。我慢するのがいちばんよくありません。でも、薬が効かなかったり、すごくつらいようなら、今回みたいに早めに病院にきてくださいね。月経痛がひどくなったり、量が増えたりするのは病気のサインかもしれないから。では、検査してみましょう」

(2)腟式超音波検査

内診台の上で、腟の中から超音波によって子宮と卵巣の状態を見てもらいます。腟の中に先の細い器具を入れられますが、痛くはありません。

※腟式超音波検査では、子宮の後ろ側まで見ることができ、子宮内膜の厚さ、卵巣の大きさなど、腹式超音波検査より正確にわかります。排卵の有無もわかるため、不妊治療にも使います。





(3)診察結果

先生:「特に異常はありませんでしたよ。でも、少しでもおかしいなと思ったら、気軽に受診してくださいね。30代以降の女性の5人に1人はもっていると言われる子宮筋腫、子宮内膜症のどちらも、定期検診で内診と超音波検査をすればわかる病気ですから。定期検診は受けていますか?」
M子:「はい。毎年会社で受けています」 
先生:「そのときに、子宮がん検診も一緒に受けるようにしましょうね。子宮がんは早期発見ならほぼ確実に治りますから」
M子:「はい、そうします。ありがとうございました」

■先生からのアドバイス

~30代のみなさんへ~
30代はホルモンが成熟するため、月経痛やPMSが最もひどくなるときです。つらいときは薬を処方してください。ただし、月経量が異常に増えた、1、2日だけでなくずっと月経痛がある、薬を飲んでも治まらないというようなときは、子宮筋腫や子宮内膜症の可能性もあるので、早めに病院で診てもらってください。
がん検診は、できれば20歳くらいから受けてほしいです。性交があるなら、年に1回受ける習慣をつけましょう。30歳になると、自治体によっては無料や低料金で行うところもあるので、問い合わせてみてください。また会社でも、婦人科検診に補助がでるところや、社員の健康診断にオプションで婦人科検診があるところがあります。積極的にそれらを利用しましょう。

010203  |

 
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