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ロリエ

女性の病気シリーズ(2)
卵巣の病気

卵巣Q&A

卵巣のしくみと働き

主な卵巣の病気

卵巣炎

卵巣腫瘍

卵巣がん

分野別テーマ 一覧
用語解説 参考文献

監修/

河野産婦人科クリニック院長
河野美代子先生
プロフィール

 
03
主な卵巣の病気

卵巣がん

◆特徴と原因

 卵巣がんは自覚症状がほとんどないので、発見が遅れてしまいがちです。そのため、残念ながら死亡率の高いがんの1つとなっています。
 卵巣がんには、大きく原発性と転移性の2つがあります。原発性とは、卵巣そのものに発症するがんで、卵巣がんの約80%は、この原発性です。転移性とは、ほかの臓器のがんが転移したもの。乳がんや胃がんから転移するケースが多く見られます。卵巣はがんが転移しやすい臓器でもあるのです。
 もっとも多く発症するのは40~60代ですが、10代から閉経後の高齢まで幅広い年代に起こります。
 卵巣がんの原因ははっきりわかっていませんが、次のようなケースでは発生率が高いといわれています。

●妊娠、出産経験が少ない人
●不妊の人
●更年期以降の人
●肥満、糖尿病、高脂血症の人

◆症状

 卵巣嚢腫(のうしゅ)などと同様、腫瘍が小さいうちは自覚症状がまったくありません。おなかがふくれてきた、便秘や頻尿になるなどの自覚症状が出てきたときには、かなり進行しています。
 卵巣がんは、子宮がんのように細胞検査ができないため、発見が遅れやすいものです。進行が進み腫瘍が大きくなると、しこりができたり、茎捻転(けいねんてん)などを起こす場合もあります。
 卵巣嚢腫にはなく、卵巣がん特有の症状としては、腹水がたまっておなかがふくらんでくることがあげられます。

◆治療

 卵巣がんと認められた場合、手術を行うことになります。ごく初期の段階で発見された場合に限って、がんに冒された卵巣だけを摘出する手術をすることもありますが、ほとんどの場合は両方の卵巣と子宮をすべて摘出するのが基本です。手術と併せて、化学療法や放射線療法を行うこともあります。最近、卵巣がんにとてもよく効く抗がん剤が次々と作られました。何種類かの抗がん剤を組み合わせて治療することで、治療率が飛躍的によくなっています。
 発見が難しいがんですが、子宮がん検診の際、卵巣チェックを受けるようにすれば、早期発見できる場合もあります。子宮と卵巣は、セットで定期的に検査を受けるようにしましょう。

010203  |

 
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