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ロリエ

女性の病気シリーズ(1)
子宮の病気

こんな症状
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子宮のしくみ

主な子宮の病気

子宮筋腫

子宮内膜症

子宮頸管炎

子宮内膜炎

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子宮頸がん

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用語解説 参考文献

監修/

河野産婦人科クリニック院長
河野美代子先生
プロフィール

 
03
主な子宮の病気

子宮筋腫

◆特徴と原因

 婦人科の病気のなかでは、もっともポピュラーな病気です。30~50代の5人に1人は筋腫をもっているといわれます。
 子宮筋腫とは、子宮の筋肉に硬いコブのようなものができる病気。その原因はまだよくわかっていませんが、筋腫の成長には女性ホルモンが影響しているものと見られています。
 筋腫の数は、ひとつだけという人は少なく、数個から10数個というケースがほとんどです。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、月経のトラブルや不妊、流産、早産などの原因になることもあります。

子宮筋腫の種類

 筋腫ができる場所によって、大きく3つに分けられます。このほか、まれに子宮頸部や子宮腟部にできることもあります。

1.筋層内筋腫

 子宮筋層のなかで筋腫が大きくなるケース。

2.粘膜下筋腫

 子宮の粘膜の下にできる筋腫で、子宮の内側に突き出る。

3.漿膜下筋腫

 子宮の外側をおおっている漿膜の下にできる筋腫で、子宮の外側(腹腔内)に突き出る。

◆症状

 とくに自覚症状がない人もいます。また、筋腫ができる場所や大きさによって症状も違ってきます。
 もっとも多い症状は、月経量が増える過多月経のケース。その結果、貧血になって、動悸や息切れ、めまいなどが起きることもあります。また、月経が長びく過長月経や不正出血、おりものの増加、月経痛、腹部のしこりなどもよく見られます。そのほか、筋腫が大きくなってくると周囲を圧迫するため、便秘や頻尿、腰痛などが起きることもあります。

◆治療

 筋腫が小さくて自覚症状があまりない人、閉経が近い人、閉経後の人、妊娠・出産を希望する人などの場合、手術や薬物療法は行わずに、定期的に検査を行って経過を見ることがあります。
 治療法には手術療法と薬物療法がありますが、症状の程度、その人の年齢や希望などによって、治療法が選ばれます。

1.手術療法

 筋腫がにぎりこぶしよりも大きくなった場合、症状がひどい場合、不妊や流産などの原因になっている場合などは手術で筋腫を切除します。手術には、子宮全体を摘出する方法と筋腫だけを摘出する方法があります。筋腫の部分だけを摘出した場合は、妊娠も可能ですが、半面、再発する可能性もあります。
 手術をするかどうか、またどちらの手術を選ぶかは慎重に決めたいものです。自分の希望を医師に伝えて、よく話し合ったうえで決めるようにしましょう。

2.薬物療法

 子宮筋腫の成長を左右するのが、女性ホルモンのひとつである卵胞ホルモン(エストロジェン)です。そこで、卵胞ホルモンの分泌を少なくするホルモン剤を使用することがあります。
 このホルモン療法は長期間続けるわけにはいかず、1回の治療は6ヵ月間が限度とされています。そのため、閉経が近い人、重い症状を一時的にやわらげる場合などに行われます。最近では、筋腫を縮小させる効果のあるスプレキュア、ナサニールという点鼻薬が注目されています。また、リュープリン、スプレキュアなどの注射もあります。
 漢方薬も症状の改善のために用いられますが、筋腫を小さくすることはできません。

010203  |

 
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