セックス、またはそれに類似する行為によってうつる病気を「性感染症(STDまたは、STI)」といいます。 名前の印象から恥ずかしいと思われがちですが、そのために蔓延しているともいえるやっかいな病気です。STDについての正しい知識を持ち、セーフティ・セックスを心がけましょう。
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STDは、意外に身近な病気。新しい感染症も増えています。
セックスによって感染する病気は、以前は「性病」と呼ばれていましたが、現在では、それらを含んでもっと広い範囲の病気を「性感染症(STD=Sexually Transmitted DiseaseまたはInfection)」と総称しています。 STDには、主なものだけで18~20種類あります。その原因となるのは、細菌、ウィルス、真菌(カビ)、原虫、寄生虫など、あらゆる種類の微生物です。感染ルートは、性行為だけというわけではありませんが(次項参照)、どの病気にも必ず性行為が含まれています。 開放的なセックス、性体験の低年齢化、海外旅行の増加、セックス産業の加熱などの要因から、STDは増加しているといわれています。 なかでも患者数が多いのが、「クラミジア感染症」。症状が現れにくいのが特徴で、若い女性の7人に1人が感染しているという調査結果もあります。
女性のほうが、リスクが大きいことを知っておきましょう。
男女のからだの構造上、STDは、女性のほうに深刻な症状や後遺症をもたらします。 感染を放置して、子宮から卵管、卵巣へと炎症が広がると、流産や不妊につながることがあります。 また、妊娠したとしても、STDは母子感染の危険性があります。クラミジア感染症やHIV感染者(キャリア)などの場合、自覚症状がないまま妊娠し、妊娠時の検査によって発見されるケースが過半数ともいわれます。 妊娠を希望している場合には、事前に検査・治療しておくことも必要でしょう。
STDを軽視するのは問題外ですが、必要以上に恐れるのもまたナンセンスです。正しい知識と方法をもってすれば予防できますし、ほとんどのSTDは完治します。
挿入前からきちんとつけないと、効果はありません。また、コンドームさえすれば絶対に安心、という過信も禁物です。
多くの人と接触するということは、それだけ感染の危険が大きくなります。
性器周辺の異常(かゆみ、痛み、発疹、ただれなど)、おりものの異常(色、においなど)、排尿時の異常(痛み、灼熱感)、腹痛といった自覚症状がある場合は、すぐに婦人科を受診しましょう。感染後、時間が経つほど症状は進行し、治療が難しくなります。
STDに感染した場合、必ずセックスパートナーも感染しています。ふたりそろって完全に治療しないと、「ピンポン感染」といって、お互いにうつし合い、再発を繰り返すことになりかねません。 女性は婦人科を受診しますが、男性は泌尿器科か性病科を受診します。
医師の診察を受けずに、市販の薬で治療することはできません。きちんと受診し、医師の指示に従って、完治するまで治療を続けましょう。症状がなくなったからといって、治ったという自己判断は禁物です。
STDが気になる人のために、こんなサービスもあります。
STDについては、保健所などに電話で相談をすることができます。
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